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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ陸
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れに俺達は物語の主人公っていう器じゃねーからそんなご都合主義なんて起こるわけねーだろと思うだろう。

しかし、現実は小説より奇なりとも言う。
つまり、

「2人とも!!伏せなさい!!」
「!?」

助っ人がやって来た。

「『荒れ狂う哀しき竜よ(タラスク)』!!!」

俺達の頭の上を通過したのはどこかで見た事のある亀みたいなドラゴン。
高速回転しながらそれは旧神柱へと突っ込み、爆散した。
さらに、助っ人は一人だけじゃない。

「師匠には負けません!全力で参ります!!『目映きは閃光の魔盾(ブークリエ・デ・アトラント)』」!!
「おいおいおい…嘘だろ…!」

二つの宝具に圧倒される旧神柱。
タラスクという亀をぶつけ、話し合い(物理)で説得しようとする聖女。
そしてケツの聖騎士(パラディン)
俺達はその二騎のサーヴァントとマスターを、知っている。

「マルタさん!?それに…!」
「財団代表の顔を直接ぶん殴…説法を解くことができると聞いたものですから、我慢出来ずに駆け付けました。ですからもうだいじょ…ああうざったいなもう!!」

と、あまりにも使役獣がまとわりついて来るのですぐに本性を露わにしてついフルスイングでぶん殴るマルタさん。
ああ、変わってないや。

「はい!私が駆けつけたからにはご安心を!我が名はシャルルマーニュ十二勇士が1人!ブラダマンテ!聖騎士の名のもと、邪悪な魔物は倒します!!」

さらにあの時のブラダマンテもいた。
あれ以降、マルタさんについていくことになったと聞いていたが…。
それに彼女らがいるということは…!

「一!」
「森永…野中さんも!」

やってきた2人のマスター。
そうだ。この人達は以前依頼を通して知り合った人達、

「お前たちの活躍、テレビで見てたぞ。」
「すごかったよニノマエ!まさか本当に悪の親玉を倒すなんてさ!」
「ええ、どうも。あと森永。残念ながらまだ悪の親玉は倒せてねーっての。」

野中 仁さん。それに森永千歳。
彼らは、俺達を助けるためにここまで来てくれたんだ。

「でもありがとう。野中さんと森永、それにマルタさんとブラダマンテがいればもう怖いもんなしだぜ。」
「そうか…でもな探偵さん。助けに来たのは俺達だけじゃないぞ。」

そう言うと野中さんは俺の背後を指さした。

『おんぎゃああ!!!』
「ぎゃあああああ!!!!」

俺の後ろ、そこにはちょうど使役獣が、
しかし背後から襲いかかろうとした使役獣は俺を殺すことは叶わなかった。

『ごぎゅっ…!?』
「させません!!」

なぜなら何者かに首根っこを掴まれ、豪快にその馬鹿力で引きちぎられたから。
薙刀を振るい、大弓を軽々と扱い、持ち前の馬鹿
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