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幻の旋律
第七話 真夜中の悲愴
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銀竜組にリンチに合い入院すたようです。彼を恨んでいた人物に心当たりはないですか・・調べによると、銀竜組に関わりがあったとか・・」
「校長はご存じないですか・・」
「いや、ないですね・・」
警部は写真台長をめくりは始めた。
「あ!刑事さん!」
校長は、ある写真を見て叫んだ。
「この人は・・」
「どうしましたか・・・」
その写真とは、バーで二人の男女がサングラスをかけている場面である。
「すみません・・ある男に似ていたもので・・」
「ある男ねえ・・・」
「ところで、この男、何者ですか?」
校長は興味深く聞いた。
「話によると・・金竜組の幹部だったそうです・・しかしこの組も解散しましたがね・・・」「いや、今日はこちらの方がありがとございます。」

賢治は校長室に呼ばれた。

「失礼します」
賢治は何事かと思って入った・・
校長は得意げに言った。
「深谷先生・・君は、ヤクザと関わりがあるのだって・・・・調べは付いている・・」
「なに?」
事実であったため何も反論でき真かった。
「この前射殺された・・金竜国親分とかなり距離が近かったみたいだな・・あの外道とつるんでいたとはな・・やはり、お前も父親のヤクザだったからな・・息子も息子だ・・」
「この事実はもうすでに教育委員会は知っている。君の教員免許は今年度で剥奪だ!・・ハハハハハ」
「・・・・・」
賢治はその場にひざまついた。
校長は楽しそうに話した。
「お前は、公務員であるにも関わりず闇の世界で副業をするめに、無断早退、年休みも取りすぎだ・・ほかの先生にも示しがつかん・・お前はあまりにも自由すぎた・・もう十分楽しんだだろ・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「何だ、文句あるのか・・」
「あの・・校長・・お願いが・・」
屈辱であった。この高長に頭を下げるとは。
「せめて、今年度まで、担任をさせて下さい・・そして、この学校を去ります。私にも子の学校で最後にやらねばならない事があります・・」
「それは何だ・・」
「今のクラスにいろいろな事を伝えたい・・・・私の教員生命を後四カ月の間延長して下さい・・」
「何を言っている。・・そこまでして・・・・」
校長はその発言に驚いた。
「分かった、君のそこまで頭を下げ、いうのなら・・仕方ない」
「では、今ここで辞表を書け、そして斬新の会も解散させろ!」
「はい・・・」

木村警部はここ大牟田図書館で、二〇年前の「三池港刑事の射殺事件」について、古い資料をあたり調査した。
「おい・・まさか!親父の同僚!」

木村警部は、写真のサングラスの女と接触した。
「おい・・お前の親父の名前は!・・・・」
「塩塚修よ・・」
二人は、しばらく話した。
「そうよ・・私の父は三池港で、佐々木に殺されたわ・・
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