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Fate/WizarDragonknight
ネガーエンド始動
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ために、解散になりま〜す。皆さん、六時間ぶりの見滝原にお帰りくださ〜い!』
「おい、ちょっと待て、今かよ!」
『今で〜す!』

 コウスケの文句が終わらないうちに、銀のオーロラが現れる。それは、ムー大陸における聖杯戦争の開幕を告げたもので、今は同時に、閉幕を告げるものとなっていた。

「待って! 今ムー大陸から移動すると……」

 可奈美の言葉など待つことなく、彼女の姿が銀色のオーロラの彼方へ消えていった。

「可奈美ちゃん! え、ちょっと……!」

 さらに、言葉の抵抗もむなしく、友奈の姿もまたオーロラに飲まれていった。

「おいおい、こっちも来たぞ!」
「……ッ!」

 さらに、真司、ほむらもまたオーロラに連れ去られる。

「そっちの都合で勝手にムー大陸に連れてきて、今度はそっちの都合で強制退場!? バカにするのもいい加減にしてよ!」

 ハルトが文句を言ったところで、監視役の権限は止まらない。ハルトの姿もまた、ムー大陸より消失していった。

「今参加者がいなくなれば、ムー大陸を止める者は本当にいなくなるわ。これは本当に…って、まだ説明終わってない!」
「これは……この世界の能力か?」

 焦るリゲルと、落ち着き払ったキャスターもまたムーの地を離れた。

「クソッ!」

 さらに、逃げるコウスケを追いかけるように、オーロラも迫ってくる。

「コウスケさん!」
「振り切れねえ! 響!」

 足がオーロラに飲み込まれる。だが、その中で、コウスケは叫んだ。

「もうこうなったらお前しかいねえ! 方法があるのかなんてわかんねえけど、頼む!」

 そして、オーロラは響のもとにも訪れる。
 だが、それが迫る前。コウスケの、ムー大陸での最後の声が聞こえた。

「ムー大陸を、止めてくれ!」
「……ッ!」

 オーロラに飲まれる直前、響は横へ飛び出し、回避した。
 オーロラが響がいた場所を通過し、消滅していく。

「……」

 立ち上がった響は、ボロボロになった祭壇をざっと見渡した。
 オーロラが見向きもしない未来を除いて、もう誰もその場にはいなかった。

『あれれ? おかしいなあ? まだ参加者が残ってる』

 その声に、響は顔を強張らせた。
 階段を登ってきた、聖杯戦争の監視役、モノクマ。
 白と黒に二分されたクマは、テクテクと祭壇を歩いてくる。

『困るなあ。もうムー大陸での聖杯戦争は終了。ほら、見滝原に戻ってよ』
「このまま私がムー大陸を離れたら、どうなるの?」
『さあね? ボクには関係ないよ? ウププ』

 モノクマは口を両手で覆った。

『エンジェルが、な〜んかすっごい面白いネタを仕込んでくれたみたいだけど、ルールはルールだからね。聖
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