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幻の旋律
第二話 闇の世界へ
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橋建設計画地点である。
「深谷監督!構造計算の結果が出ました。」
施工管理技士の仙崎主任がやっつきた。しばらくその計算式を眺めて言った。
「君ね。この計算は誤差が大きすぎる、もっと理論値にちかずくような計算式を考えなさい!君は、一流大学で一体何を学んだのかね・・もう一度、土出力学を勉強し直しなさい!」
「は・・・すみません・・」
「あそれと、系列会社の池田工業のその他の現在進行中の事業明細書、工事費の見積書を会計委員に持ってこさせてくれ・・」
「了解しました。」
しばらくして。
「はい、会計委員の室橋と言います。ただ今進行中の時空高校の耐震工事の明細書です・・でも、なんでですか?」
「いいんだよ・・まあ見せなさい・・」
賢治は、しばらく明細を眺めた。
「あ!この部分はなんでこんなに高いのかね?」
「・・・・・・いや、そんなもんですよ・・」
「いや、ありえない・・私を素人だと思ってるだろ・・」
「いいえそんな・・・・・」
室橋は、言った。
「実は・・一件分の家の建設費が、これに含まれていま!」
「やはりそうか・・・これは犯罪だ!よって今からこれを持って、君は警察に出頭しなさい・・」
賢治は冷静な口調で話した。
「それは・・池田土木の社長の指示です!」
「だったら、こういう不正は辞めさせなさい!会社の信用問題に関わる!」
「もちろん、松浦本人宛で、自宅に明細書を送りなさい!本人に一括で払わせるのだ!」
「それが出来ないなら系列の闇金融で金を借りさせろ!高金利をつけてな!」
「なぜ、そこまでして・・」
「いいのだ!こんな時代だ一軒家を立てるなんて甘いんだよ!本人にも理解してもらわないとなハハハハハ」
「それもそうですね・・」

賢治は、金竜組の事務所に呼ばれある事業計画書を渡された。
「賢治!今夜は、久留米医大病院計画の建設会合がある正式な契約を取って来い!俺の代わりにな・・・」
「えっ?私1人でですか・・・」
平賀組長はニヤニヤしながら言った。
「いや、凄腕の秘書をお前のために手配している・・そうしないとお前も格好がつかないだろ・・・これからも闇も世界で活躍してくれ!葉山商事の赤字の分しっかり働いてもらわないとなハハハハ」
賢治は苦笑いをした。
「ところで、一体誰ですか・・・」
「では紹介する・・部屋入れ!」
扉が開いた。そこには、サングラスをしたスーツ姿の美女が立っていた。
「・・・・・」
次の瞬間賢治は驚いたのだった。女はサングラスを取った。
「お前は!・・・」
「あら、深谷先生!ご無沙汰してたわねハハハハハ」
まさかであったが、なんと美香だった。美香は、賢治との電話の後で、やもえず警察に保護してもらい、その後取り調べで自供し、数日後に釈放されたのだった。2人の事情把握していた組
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