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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
誰もが認めるトラブルメーカー
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認する。
そして、やはり同じようにアルル様達も人々の出入りを目で追っている。
「…くっ!…リュカさんの所為ですよ!お偉いさんを怒らせるから!意趣返しされてるんですよ!………我慢して待つしかないでしょう…」
ちょ、何でこの人は貴族とか王族とかを怒らせるのが上手いの!?
「え〜!ちょっと文句言って来る!」
「「「「え!?」」」」
それはあっという間だった…
お父様は突然謁見の間へと歩き出し、勢い良くドアを蹴り開ける!
「たのもー!」
「げっ!!ちょ、ちょっとリュカさん!」
皆でお父様を止めようとしたのだが、結局間に合わずなだれ込む様に謁見の間へ入っていった!
「リュ、リュカ!?どうしました!?」
うぉ!アレがイシスの女王か…
確かに良い女だ…
「用があって、謁見の順番待ちをしてたんだけど…もう待ってらんない!昼前から待ってるんだよ!」
「リュカ…いくら貴方でも順番は守って下さい!待つのが嫌だからって…」
「順番守ってねぇーのはそっちだろ!何で僕達より後に来た人が、僕達より先に謁見してんだよ!」
お父様、ちょっとご立腹!?
大臣さん達をぶん殴っちゃわないかしら?
それはそれで楽しそう!
「え!?どういう事です?」
・
・
・
「………と言うわけで、明らかに作為的に順番を抜かされ続けてたんだ!」
「…真ですかイプルゴス!」
アイツか!?嫌がらせをしてるのは!
「い、いえ…その…こ、これは偶然…その…」
吃るなよ…認めている様なもんじゃん!
「小せぇ男だな!何だぁ〜、レイチェルの事を狙ってたのか?そんで僕に嫉妬したか?」
相変わらずムカつく台詞が似合うわねぇ…
「だ、黙れ!貴様なんぞ認めんぞ!」
「ぶははははは!いいもんね〜、認めてくれなくても!ば〜か!」
「わ、私は…女王様が幼い頃より仕えてきたのだ!女王様がお幸せになれるのなら…そう思い日夜仕えてきたのだ!それなのに貴様の様な浮ついたろくでなしが、女王様を汚しおって!」
オッサンが泣くなよ…
つ〜か泣かすなよ…
「イプルゴス…泣かないで…私は幸せよ。頼りになる家臣に囲まれて…素晴らしい国民に恵まれて…そしてリュカに出会えた………だから泣かないで…そしてリュカを許してあげて!」
女王様がお父様に抱き付き、自身の幸せをアピールする…
やっぱり顔が良いと得よねぇ…
おや?
お父様が珍しく固まってる?
何で?美女に抱き付かれて?いやいや…あり得ないから!
お母様も何か感じた様で、お父様の前に回り込み何やら表情を観察している。
「リュカ…?どうか…しましたか?」
女王様も気付いたご様子…
「………レイチェル…彼氏出来たのかな?」
「リュカが彼氏になってくれるなら、出来たと言えるけど…それ以外では…リュカ以外
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