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福岩
第三章
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その石が何処にあったかは忘れてしまった。運がいい者が出敢えて更なる幸運を授かるというが若し舞鶴に夜に鶴の声を聞けたならその人は運がいいのかも知れない。舞鶴に伝わる古い不思議な話である。


福岩   完


                     2020・10・18
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