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次の日の朝、階段教室での社会学の講義で会った時には、ふたりとも、普段と変わらず、おはようを交わしたが、私はVサインを送った。でも、会った時の感じが、今までよりも、もっと近くなったのを感じていた。
今夜は、お店が休みなので、皆で外食しようとおじさんが言っていた。私は部活があるので、帰りは8時になる。お姉ちゃんも、それぐらいかなって、8時からってなった。7時半頃家に着いたら
「もう、私達はお風呂済ませたんだけど、絢ちゃんも入る?」
「うーん ちょっと、せわしいので後にします。シャワー学校でしてきましたし」
「そう 澄香も、もう帰って来ると思うし、着替えたら、リボン結んであげるね」
着替えなさいってことだよね。私は、ローズピンクのフレァーワンピースに襟元には、お母さんからもらったアメジストのネックレスをした。行くのは、歩いて10分足らずの所にある『やましん』のステーキハウスなんだけど。着替え終えて、下に降りて行ったら
「なんて、可愛いらしいのかしら こっちに来て リボンはえんじ色でいいかしら 澄香のものなんだけどね。あとで、写真撮りましょ」
「そうだ絢 うちの宣伝ポスターに出てくれないか 今は澄香がモデルしちょるが、割と人気あってな 絢と二人で出ていると、もっと話題集めて、テレビ局も来るわいな もっとも、澄香は先生になったから、もう、駄目かも知れんが」
「私、そういうの、駄目なんです。恥ずかしいから」
澄香お姉ちゃんは、少し遅れるらしくって、3人で先にお店にいった。お店は古くからあるお肉屋さんの隣に白壁造りで建てられていて、中に入って行くと、テーブル席が幾つもあって、3組の夫婦らしき客が居て、壁側の通路を通って行くと奥には、鉄板の周りに10席ほど円形に配置されていた。その真ん中あたりに座ったら、男性のウェイターさんが飲み物を伺いに来た。
「わし等はビンのビールがいい、グラス2つ、絢はどうする?」
「私、お水がいいです」
「そうか、じゃー ぶどうのジュースでも持ってきてくれ」
コックさんがお肉の塊が入った竹ザルのお皿を見せて「これになります。土佐のあかうしで」と言ってきた。
「おう、いいぞ その前に鮑を頼む」
「申し訳ございません。今日は大きいのがなかったので入れておりません。とこぶしなら大きいのがございますが」
「それは、味がもうひとつでなぁ。じゃー 帆立と車海老あるか?」
「はい、知床の帆立と車海老は対馬の天然物がございます」
おじさんは、やり取りした後、私に
「この男は『やましん』の社長が東京のホテルから引っ張ってきたんだ。腕は良いし、客の身になって、よく考えてくれちょるから・・、重友君だ。わしは、いつも指名するんだ」
そ
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