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の時、黒のダブルのスーツ姿の人が寄ってきて、おじさんとおばさんに挨拶してきた。
「いつも、ご贔屓にありがとうございます。奥様もいつもお元気そうでいいですね。こちらのお美しいお嬢様は初めてでございますよね」
「あぁー 社長 これは、わしの下の娘だよ 4月に生まれたんだ」
「えぇー そうなんですか オーナーの永田でございます。お嬢様はこちらのご出身でございますか」
「社長もしつこいな わしの娘だから、ここの出身にきまっちょるよ」
「遅れて、すみませーん。ごめんなさいね」と、その時、澄香お姉ちゃんが入ってきた。
「おぉー こんな美しいお嬢様お二人もお持ちなんて、うらやましいですな。どうぞ、ごゆっくりしてください。私は、ここで失礼いたします」とオーナーは笑顔で去って行った。
お姉ちゃんが席に着くと、コックさんが話しかけていた。
「いらっしゃいませ 髪の毛を短くなさったのですね そちらも素敵です」
「ありがとうございます うれしいわ この前はお世話になりました」
「おいおい 君達は知り合いなのか」とおじさんが少し慌てていた。
「そんなことじゃあ無くてょ ただ、卒業前にお友達と食事に来ただけよ その子、卒業旅行に一緒に行けなかったから、記念にと思って、その時、重友さんにお世話になつたの」
「あっ そうだ この前、一緒だった璃々ちゃんが、とてもおいしくて、楽しかったので、いい想い出になりましたと、重友さんにお会いしたらお礼言っておいてと言われてたのよー あの子、島の先生になると言って志願して行っちゃったけど」
コックさんは、黙ったまま、うれしそうに頭を下げていた。
「そうなんか わしはいろいろと考えてしまった すまんのー」とおじさんは、ひとり、ぶつぶつ言っていた。
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