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フォース・オブ・イマジナリー
Turn:44 あれからの日々
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「ルカちゃん、見つかるから本当に静かにして」
「………待てよ、この方角って?」

ドラゴンエンパイア支部へと二人が入っていく姿を見届けるとヒトミはずっこけた
「なんだ、行き先ってドラエン支部だったんだ」
「まあ、シュン君らしいと言えばらしいけどね」
「満足したなら………」
「あれ、ヤイバたちこんなところで何してるの」
ちょうど仕事中だったらしいチカゲに声をかけられたヤイバたち
「ああ、ショップに行くはずがなぜか………ちょうどいいや、中のファイトスペース今空いてる?」
「多分空いてるんじゃない?あそこ混むなら休日だし」
「え?でもシュン君たちいるんじゃ………」
「いたらなんか都合悪い事でもあんのかよ、ほら、時間なくなるぞ」
頭を抱えながら中に入っていくヤイバたち

ファイトスペースでルカとヒトミがファイトしているのをヤイバが観戦していた
「はぁ〜、せっかくいいものが見られると思ったのに」
「ふふっ、ヒトミさんこういうの好きだったんですね、私は単純におもしろそうだと思っただけですけど」
ヒトミのアタックをルカがガードしたところでヒトミがため息を零す
「だって本の中でしか見たことないような光景だし、それに普段クールなシュン君のそういう姿って貴重だし」
「ほう………それでずっとつけていたわけか」
キラキラした空気を纏いながら語るヒトミの言葉に割り込む声
「そう、それで………あれ?今の声って」
ヒトミが振り返ってみると不思議そうにしているツムギとその隣で青筋を立てているシュンの姿
「え!?い、いつから!?」
「ここには今来たところだが、つけていたことは最初から気づいていた」
「あ、アハハ………えっと、シュン君………」
「そこのベンチに座れ、三人ともだ」
「俺もかよ!」
この後三人纏めてお説教される羽目となった

「ところで、私たちより先に入った二人が後から来た理由について詳しく………」
お説教の後ツムギにこっそり聞こうとするヒトミだったが
「ヒトミ、どうやらお前はお説教が足りないらしいな」
「ヒェッ!?」
この件に関してはそのまま迷宮入りとなった

「なんで怒られなきゃいけないんだよ………大体、2人が会ってるとこみられてなんか不都合なことあんのか?」
「えー?それ聞いちゃうの?」
ヤイバとツムギはそんな話をしていた
「ファイトするためにここ来ただけだろ?」
「え〜?」
真顔で言い切るヤイバに肩を落とすツムギ
「(ヒトミちゃん、ガンバ)」

ヤイバたち3人がカードキャピタルへとやって来ると
「あ、こんにちは」
この日はヒカルの姿もあった
「おう、今日は一人………ってわけでもないよな、ルカは?」
「奥でファイトしていますよ」
ヒカルに言われてファイトスペースの方を見る
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