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『外伝:青』崩壊した世界に来たけど僕はここでもお栄ちゃんにいじめられる
継ぎ接ぎの絵描きと兄妹になる話
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あれから、僕の身体は限界を迎えつつあった。
いや、別に真面目な意味じゃない。
人によっては嫉妬を産みかねない僕だけの悩み。
それは、

「ほらどうしたマゾ犬?イけ?情けなくおれン腟内(ナカ)に出しちまえ?ほら?ほらァ?」
「あぁぁだめっ?ぼく、ぼくもうイッちゃうからぁ??」

現実では毎晩お栄ちゃんからいじめられる
これはまだいい。
辛いのはここからだ。

「はい。マゾ犬さん。私の椅子になってくださいな?」
「わ、わう…。」

眠りについた先、
夢の中ではアビーが待っている。
お栄ちゃんとは違い、飴と鞭ではなく鞭と鞭で行われる容赦ない調教は僕を精神崩壊寸前まで追い込んでくる。
それと、

「ああ…ゾクゾクしますね…?いいんですよたくさん甘えて…日々の辛さを精子と一緒に吐き出してしまいましょうね。それ、ぴゅっぴゅー?」

アビーでは無い日はユゥユゥの相手もしないといけない。
極限まで甘やかされ、堕とされる僕を見てユゥユゥはかなりゾクゾクするみたいだ。

とまぁ、ここまでの事を簡単に言うのならば、
僕は毎日2人と、場合によっては3人と魔力供給をしている。
いじめられるのは嬉しい。
たまに甘やかされるのだって嫌じゃない。
けど、精神的には大歓迎でも肉体的には限界があった。

「…。」
「マイ、どうしたんだい?」
「おちんちんが痛くて…。」

現実でも夢の中でも犯され続け、酷使されたおちんちんは悲鳴を上げている。
亜鉛サプリを日々常用し、常におちんちんを労りながら生活する毎日。
ぶっちゃけ僕はそんな毎日に、少しずつ嫌気が差していた。

たまには、のんびり過ごしたい。
なんかこう…のどかな自然で誰かと一緒にお茶したり、時には風景を眺めて絵を描いたりと、
ともかく、健全なスローライフを過ごしてみたいなと思うようになっていた。
そして、そんな僕の淡い夢は…

「え?」

ある日突然叶ってしまった。

「どこ、ここ?」

お栄ちゃんとの魔力供給を終え、泥のように眠りについた僕。
眠る直前、「あぁ、今日はどっちだろ…それとも2人相手かな…。」なんて思っていたけど今僕が立っているのは、

「のどかな風景…これだ…これだよ…!」

アビーの時のお屋敷でもなく、ユゥユゥの時の宮殿でもない。
なんの変哲もい、時節鳥の鳴き声が聞こえ、目の前には一面のひまわり畑の広がったいかにもな場所。
僕の強い願いが、こういった夢の世界を作り出したのだろうか…?
にしても、

「誰も…いないのかな?」

アビーかユゥユゥ、そろそろどちらか出てきてもおかしくはないはず。

「アビー?ユゥユゥ?お栄ちゃーん?どこー?」

念の為お栄ちゃんも呼んでみるけど、返事は返ってこない
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