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【自作イラスト追加しました】ちゃちゃっと絵を描く能力で世界最強!〜追放されたい俺を女神さまが放してくれない〜
測定終了、結果、俺は普通ではなかった
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「そうなのか?」
「多分処理できなくなったのね。それで連続して繋がっているからそちらに受け流してなんとかって感じだと思うわ」
「……」
「異世界転移者はたまに数値で測れない能力値が出るらしいから楽しみね」
と言われて俺は、まさか〜、戦闘に不利な能力だしな、と思いながらギルドカードを渡されて、
「これが測定値ですが、数字は0と記載されていますが、それは測定できなかったものです。後は、能力名を言ってください」
「ちゃちゃっと絵が描ける能力です」
「は?」
「ちゃちゃっと……」
「ああ、はい。皆さんもっと違う感じの名前ですので、こんな直球の人もいるんですね」
と言われた。
……もう少し中二病っぽい名前でもよかったのではないか? という気が俺にはしたがとりあえず、カードさえ発行してもらえればそれでいいので、それ以上は追及しないでおく。
そして今回の俺の測定データが紙に書かれていたが……。
覗き込んだクレアとリセが、
「やっぱり測定不能が多いわね。リセも幾つか測定不能だったわね」
「私の場合は……私になったら幾つかそうなったんだっけ?」
「あれだけでも効果がある、それが異世界転移者って事じゃないかしら」
「どうりで呼んだりするわけね」
といった会話をしている。
どうやら憑依でも能力値が上がるらしい。
だがこうやって能力を見せられると、
「俺、普通のつもりだったんだけれどな」
「残念ね。というわけでこれからもよろしく」
そうクレアに言われてそこで俺は思い出した。
「どうもここのギルド職員に異世界転移者がいるみたいなんだ。だから少し待って話していかないか?」
「いいけれど、ギルドにいる異世界転移者って……」
俺の期待の言葉にクレアが何か言おうとした所で、
「このギルドに女連れで何をしに来ているんだ!」
そう声をかけられたのだった。
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