暁 〜小説投稿サイト〜
ユーノに憑依しました
デバイスの説明をしました
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寝袋に毛布、敷布団、枕に湯たんぽ……等々。

「出さなくていい、もう出さなくて良いから!!」
「ああ、ユーノ君の匂いが……」
「……さて、話を戻すが、アリサ両手を出せ」
「はい」
「ロープと鎖を巻くぞ、コレで『外す』『解く』『開ける』のどれかで良いんだが、こうするとな」

 俺はアリサの腕に巻いたロープと鎖を握り締めると魔力を籠めて融合、円にして外れなくした。

「開ける事も解く事も出来なくなった時は『壊す』とか『切る』でなんとかなる」
「『壊す』」

 アリサの声に反応して鎖とロープが弾ける。

「『壊す』は結構魔力食うから『切る』で節約する事も出来るな、後は『ずらす』ってのもある」

 鎖の一つに魔力を籠めて手品の様に一個だけ引き抜く。

「マジで『種の仕掛けもございません』ってか、コレは魔力が桁違いだから止めといた方が良いがな」
「『ずらす』って言うのやらせて」
「ほい、魔力繋いだぞ」
「よし!」

 アリサとすずかが鎖をプチプチと千切ってバラバラにしていく。
 今度は鎖を元に戻したりして遊んでる。

「遊んでる所で悪いがコイツを見てくれ」

 一本の角材を取り出して二人に見せる。

「コレに鎖を『ずらす』もしくは『入れる』」

 角材に鎖が吸い込まれて、バキンっと音を立てて角材が折れて中に鎖が見えた。

「コレを人にやったらどうなるか分かるか?」
「危ないよ!?」
「死んじゃうんじゃないの!?」

「もちろん、頭の中とか心臓にやったら死ぬな、気を付けろよ?」
「気を付けろって、危なくて使えないじゃない!?」
「時と場合を考えて使えば問題ない、やったらどうなるか? って考えるのは大事だぞ?」
「思ってたよりも危ない事ばっかりだね」
「まあ、基本は『丈夫な服』と『足を早く』ぐらいで『力を強く』と『消える』で問題無いと思うけどな」

「傷を治したりは出来ないのかな?」
「出来ない事はないけど、結構魔力食うぞ? それに爪が剥けても元通りになる訳じゃないし、血が出なくなるだけだな」
「どれくらい魔力を使うの?」
「あの時の傷で一つや二つ治したら魔力切れだな、治すよりなのはを呼んだ方が良いぞ?」

 前にちょいとした事件があった、そして色々あった、そりゃあもう色々な。

「ねえ、このデバイスくれるのって、あの時のせい?」
「……そうだな、大正解」
「……そっか……ありがとうね」
「わたしからも、ありがとう」
「……さて、明日は月曜日だろさっさと寝ちまえ」

 散らばった木片やら鎖を魔法空間に突っ込む。
 うむ、綺麗に片付いた。

「一緒に寝てくれるんだよね?」
「……空き部屋があったよな?」
「アンタの為に泊まりに着たんだから、真ん中に寝
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