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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
始まりの章-世界は終わった、しかし物語はここから始まる-
突然世界が崩壊したが俺のところに引きこもり系眼鏡ヲタ女子サーヴァントが転がり込んできた件
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むしゃらに走り続けたこと数十分…。
気が付けば俺は自宅の前に息を切らして立っていた。
ワイバーンから逃れるべく無我夢中で走っていたが多分帰巣本能とかそういうものだろう、うん。

「ともかく早く入ろう。またワイバーンがしつこく追いかけてくるかもしれないしさ!」
「うん。そうだね。じゃあお邪魔しまーす。」

刑部姫を家へと招き入れ、素早くドアを閉めると俺は鍵をかける。

「…なんとかなった。」

ふと安心し、振り返って部屋を見渡せばそこは朝家を出る前とは変わらない風景。
両親は共働きのお仕事大好き人間のためほとんど家におらず、ぶっちゃけほぼ一人暮らしみたいなものだ。
とはいってもなんかやべーことになったんだ。しばらくすれば慌てて帰ってくるだろう。

「へー、マーちゃん家広いね。」
「ああ、俺の両親金は持ってるからな。」

二階建てでここらではそこそこ大きい家。
広々としたリビングを歩き、刑部姫はあちこち見回しながら驚きの声を上げていた。

「とりあえずゆっくりしてていいよ。俺はなんか食えるもん探すから。」

刑部姫をソファで座って待っているよう言い、俺は客人用のお茶か菓子はなかったかなと台所を見に行こうとするが、

「ねぇマーちゃん。」
「何?」
「姫、マーちゃんの部屋見てみたい。」

とまぁ、刑部姫がそんなことを言い出した。

「俺の部屋ぁ?」
「そ、マーちゃんの部屋。」
「見ても面白くもねーし、それに汚ねーよ?」

なんて言うが、こいつは引き下がってはくれない。

「ねー見たいなー姫。マーちゃんが普段どんなところで過ごしてるのか、マーちゃんのサーヴァントとしてぇ、やっぱりそこは気になっちゃうって言うかぁ…。」
「…。」

少し、考える。
女の子を自分の部屋に招き入れるなんて生まれてこのかた17年間したことねぇ。
使用済みティッシュの詰まったゴミ箱はキチンと処分したか?
後処理の換気やファ○リーズはきちんとしたか?
性癖全開の同人誌は出しっぱなしではないか?
漫画やゲームは転がりっぱなしではなかったか?
服はその辺に放り投げたままでは無いか?

と、短時間の間に俺は頭をフル稼働させ、昨日の俺の行動を思い出しながら確認していく。
よし…全項目チェックOK。問題ナシだ。

「分かったよ…。」
「やったぁ!!」

飛び上がる刑部姫。
何?そんな嬉しい?
一般男子高校生の部屋に入ることがそんなに嬉しいか?

「二階にあるからさ。ほら。」

階段をのぼり、案内させる。
2階には部屋がいくつかあり、その内の一つが俺の部屋だ。
ドアを開け、俺は彼女を自分の部屋に入れた。

「へー、ここがマーちゃんの部屋。」
「ゲームなら最新機器揃い踏みだぜ。漫
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