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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
始まりの章-世界は終わった、しかし物語はここから始まる-
突然世界が崩壊したが俺のところに引きこもり系眼鏡ヲタ女子サーヴァントが転がり込んできた件
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も何も分からない怪しさ満点のこいつが刑部姫?都合が良すぎるわ。
「マーちゃん、信じてよぉ。」
「うるせー!甘ったれた猫なで声を出すな!!好きになっちゃうだろ!!大体てめーはどっから来た!?そもそも誰だよ!!あぁ!?」
「どこって…マーちゃんのカルデアだよ。」
俺のカルデア?
冗談も休み休み言えよバカタレ、なんて返してやりたかったがこの後のこいつの発言で、俺はそのでかかった言葉を飲み込んだのだった。
「Show-taro…だよね?英語のshowにローマ字のtaro。マーちゃんのカルデアでの名前。」
「は…?」
確かにその名前は俺のFGOでのユーザーネーム。
しかしそんな洒落た名前のやつだったらごまんといるだろうが…
「姫にたくさん聖杯上げて、Lvも100にしたっけ?あ、フォウ君も上限までもらったね。」
「お前…どうしてそれを…?」
「それだけじゃないよ。宝具のLvも絆もカンストしたね。じいじとかカーマちゃんとか他に強いアサシンいっぱいいるのに、それでもずっと姫を使い続けたね。マーちゃん。」
「…。」
当たっている。ビンゴだ。
確かに俺の刑部姫は彼女の言った通り、上げられるものは全部上げた。
課金し、究極のおっきーに仕上げた。
「姫ね、今日もマーちゃん来ないかなーって、ずっと待ってたんだ。」
「…。」
「そしたら不思議なことが起こってね。本当のマーちゃんがいるこの世界に来られるようになったの。」
そんな素っ頓狂な事を言われても、イマイチ信じることは出来ない。
「あ、信じられないって顔してるね。でもマーちゃん。今こんなことが起きてるこの世界だよ?」
「だからなんだよ。」
「姫が言ったことが起きても、何もおかしくなくない?」
「…。」
徐々に近付いてくるおっきー。
ニコニコしていて、俺に対して嫌な感情は持っていないようにも見えるその顔。
じゃあこいつは本当に…?
「見えたんだ。ワイバーンに襲われてるマーちゃんが。今すぐ助けなきゃって思って、大急ぎでやって来たんだよ。」
彼女の手が、俺の手を優しく包む。
「ねぇ、信じてくれる?」
「え…あ…。」
これは…なんだろうか。
世界がやべーことになって、そしたら刑部姫が来た。
これは現実か?それとも出来の悪い夢か?
夢なら覚めろ。そう思った時だった。
「夢じゃないよ。」
心を見透かされているみたいに、おっきーがそう答える。
それと同時に引っ張られる手。
俺は吸い込まれるように、
「じゃあこの感触は夢?分かる?聞こえてくる姫の鼓動。」
彼女の胸に包まれた。
あ、やべぇ。
堕ちる。
「…。」
「信じて欲しいな。姫のこと。」
「信じる。」
「即答だね…じゃあご褒美に
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