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車の多い道で
第一章

[2]次話
 アメリカカルフォルニア州にある動物保護団体ホープホーポーズは苦しんでいる生きもの達の保護活動に勤しんでいる、その彼等のところに通報があった。
「えっ、道にですか」
「車に轢かれた犬がいましたか」
「すぐに行きます」
「救助します」
 スタッフの者達はその通報を受けてすぐにだった。
 現場に急行した、すると。
「いたぞ」
「あの子だな」
「酷い怪我だ」
「すぐに助けよう」
「クゥ〜〜〜ン・・・・・・」
 見れば黒と白の毛の垂れ耳の犬が血を流して苦しそうにしている、首輪はなかった。
 その彼をスタッフ達は保護してセンターに連れて行った、幸い怪我は命に別条がある程ではなくてだった。
 治療をしたら完治し元気になった、犬は雄でタックスと名付けられたが。
 怪我が完治したタックスを今度は。
「里親を探そう」
「傷も完治したんだ」
「今度は優しい家族を探すんだ」
「そして幸せにするんだ」
 こう話してだった。
 今度は彼の里親を募集した、するとだった。
 暫くしてタックスのことをSNSで知った人が彼を家族に迎えた、こうしてタックスは怪我を治してもらって家族も得た。
 だが彼が事故をしたその道でだった。
 今度は茶色の毛のやや小さい犬が保護された、この犬は体毛と外見からオーストラリアの野生の犬ディンゴにそっくりなのでその名前が付けられたが。
「耳が炎症か」
「ならすぐに治そう」
「そしてこの子も野良犬だ」
「里親を探そう」
「耳の炎症が完治したらそうしよう」
「クゥ〜〜〜ン・・・・・・」
 ディンゴも弱っていた、だが。
 彼等はディンゴの耳も治療して完治させた、そうしてだった。  
 彼の里親も募集して彼の家族を見付けた、そのうえで彼も幸せな家庭に送り出した。
[2]次話


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