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本町絢 外伝 絢と僕の留メ具の掛け違い・・そして 結末
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土曜の度にモト君の家に通った。その週の復習とか、今までの復習を繰り返しやった。丁寧に、一緒に勉強してくれるので、理解できるようになっていたから、問題集を買ってもらって、家では自分で勉強した。問題が解けると、どんどん面白くなってきた。もともと、お母さんは私の成績が悪いことに対しても、興味ないのなら仕方ないと思っているみたいで、一言も言わなかったし、お父さんも、女は気立てさえ良ければ良いんだという方だったので、私は絵ばっかり描いていた。だから、お母さんもびっくりしちゃて、
「絢チャン、出掛けるのは良いんだけど、毎週、誰のお家に行っているの」
「ウン、水島基君のとこ。3年生の時からの同級生。勉強も出来るし、優しいからちゃんと教えてくれるの」
「えー、男の子なのー。あなた大丈夫?」
「なにが?向こうのお母さんもウチのことを、とても親切にしてくれるよ」
「最近ね、学校で起きたことよく話してくれるし、勉強も興味持ってくれて、お母さんは嬉しいんだけど・・・少し心配」
平日も寄って来るようになって、門限の6時をテストまでの間だけだからと7時までと、何とかお願いした。
「お父さんと相談してみるね」
とお母さんは言っていたけど、無理やり押し通しちゃた。
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