暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSUR6戦天使リアンシェルト〜Snow thaw〜
[17/18]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
入って、崩落を始まった。結界内に展開されてた魔法陣8枚も一緒に崩壊。それでようやくアイリ達はベルカの大地に戻ってきた。その様にマイスターは「うそだろ・・・!」って心底驚いてるね。んで、リアンシェルトは動きを止めてた。

『マイスター! アイリが、リアンシェルトの術式をすべて潰すから、マイスターは攻撃だけに専念してね!』

『あ、ああ! 任せたぞ! 我が手に携えしは友が誇りし至高の幻想!』

“ヴァルハラ”はしばらく使い物にならないと思うけど、創世結界・“神々の宝庫ブレイザブリク”は起動してくれた。そんな“ブレイザブリク”より取り出したのは、“煉星剣レーヴァテイン”。炎帝セシリスさんの神器。それと、セシリスさんの炎熱術式と、シエルさんの重力術式。ともにリアンシェルトに殺害された人だ。

召喚・雪皇鯨(ペークシス・パライナ)!」

リアンシェルトが術式名を叫んだ。暴走状態が収まって、自我を取り戻したのかも。

『アイリ!』

『ヤヴォール! 氷神裁く絶対なる術法(エグリマティアス・エクテレスィ)!』

突っ込んで来る10mサイズの氷の鯨の群れに向かって、アイリの魔力で作られた魔力波を放射。それで鯨の群れは、かき氷みたいに粉々になってく。その様子にマイスターは『すさまじいな』って苦笑い。

『マイスター。リアンシェルト、苦しませないで逝かせてあげて』

『ん?・・・ああ、当たり前だ。・・・さぁ、行こう、アイリ、シエル、セシリス!』

『ヤー!』

――うんっ!――

――ええ!――

――美麗散華(エレオス・ソヴァロ)――

無数の氷の花弁が竜巻砲撃となって突っ込んで来るけど、『そのまま突っ込んで!』ってマイスターに伝えた。マイスターはアイリを信頼してくれて、何も言わずに真っ向から突撃してくれた。砲撃の先端部がマイスターの目前、1m圏内に入ると同時に無力なただの氷の破片に変わってく。

――反重力(ニクス・フォース)――

「しまっ・・・!」

――重力監獄(グラヴィティ・ケージ)――

リアンシェルトの体がフワリと浮いて、すぐにその場の空間に固定された。360度からの重力による檻だ。すぐには突破できない。

「これで、終わりだ!」

――天壌滅する原初の劫火(レーヴァテイン)

“レーヴァテイン”の剣身に生まれる莫大な炎は、本来なら砲撃として発射されるけど、マイスターは“レーヴァテイン”に纏わせたまま振りかぶった。対するリアンシェルトは、重力で指一本動かすのも辛いだろうに、左手の平をマイスターに向かって突き出した。

「まだ、終わりでは・・・ありません・・・よ! 我が氷雪に炎熱に届かない(ニパス・プロクス)!」

(そうだよね、最後まで敵として、だよ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ