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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSUR6戦天使リアンシェルト〜Snow thaw〜
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入って、崩落を始まった。結界内に展開されてた魔法陣8枚も一緒に崩壊。それでようやくアイリ達はベルカの大地に戻ってきた。その様にマイスターは「うそだろ・・・!」って心底驚いてるね。んで、リアンシェルトは動きを止めてた。
『マイスター! アイリが、リアンシェルトの術式をすべて潰すから、マイスターは攻撃だけに専念してね!』
『あ、ああ! 任せたぞ! 我が手に携えしは友が誇りし至高の幻想!』
“ヴァルハラ”はしばらく使い物にならないと思うけど、創世結界・“神々の宝庫ブレイザブリク”は起動してくれた。そんな“ブレイザブリク”より取り出したのは、“煉星剣レーヴァテイン”。炎帝セシリスさんの神器。それと、セシリスさんの炎熱術式と、シエルさんの重力術式。ともにリアンシェルトに殺害された人だ。
「
召喚・雪皇鯨
(
ペークシス・パライナ
)
!」
リアンシェルトが術式名を叫んだ。暴走状態が収まって、自我を取り戻したのかも。
『アイリ!』
『ヤヴォール!
氷神裁く絶対なる術法
(
エグリマティアス・エクテレスィ
)
!』
突っ込んで来る10mサイズの氷の鯨の群れに向かって、アイリの魔力で作られた魔力波を放射。それで鯨の群れは、かき氷みたいに粉々になってく。その様子にマイスターは『すさまじいな』って苦笑い。
『マイスター。リアンシェルト、苦しませないで逝かせてあげて』
『ん?・・・ああ、当たり前だ。・・・さぁ、行こう、アイリ、シエル、セシリス!』
『ヤー!』
――うんっ!――
――ええ!――
――
美麗散華
(
エレオス・ソヴァロ
)
――
無数の氷の花弁が竜巻砲撃となって突っ込んで来るけど、『そのまま突っ込んで!』ってマイスターに伝えた。マイスターはアイリを信頼してくれて、何も言わずに真っ向から突撃してくれた。砲撃の先端部がマイスターの目前、1m圏内に入ると同時に無力なただの氷の破片に変わってく。
――
反重力
(
ニクス・フォース
)
――
「しまっ・・・!」
――
重力監獄
(
グラヴィティ・ケージ
)
――
リアンシェルトの体がフワリと浮いて、すぐにその場の空間に固定された。360度からの重力による檻だ。すぐには突破できない。
「これで、終わりだ!」
――
天壌滅する原初の劫火
(
レーヴァテイン
)
―
“レーヴァテイン”の剣身に生まれる莫大な炎は、本来なら砲撃として発射されるけど、マイスターは“レーヴァテイン”に纏わせたまま振りかぶった。対するリアンシェルトは、重力で指一本動かすのも辛いだろうに、左手の平をマイスターに向かって突き出した。
「まだ、終わりでは・・・ありません・・・よ!
我が氷雪に炎熱に届かない
(
ニパス・プロクス
)
!」
(そうだよね、最後まで敵として、だよ
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