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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ肆
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顔を見て、自分は後先考えずとんでもない事をしてしまったと後悔するのだが
「その気持ち、分かるの。私だってあなたを殺そうとする魔神柱みたいなものは許せないわ…!」
「…!」
その意見は、一致していた。
「マリー…俺もだ。俺もマリーをあんなやつに取られたくない。」
「なら頑張りましょう…ところで、あなた…。」
「…?」
二人で決意をかためたが、ここでマリーが話を変えてきた。
戦場のど真ん中なのに。
「探偵さんの町で、サーヴァントとマスターの結婚式が開かれたのは知ってる?」
「ああ知ってるよ。確か探偵さんの友達の結婚式で…っ!」
そこで広海は、気が付いた。
「マリー…?」
「ねぇあなた…この戦いが終わったら…私達も式を」
「わかった!!!!」
「えぇ!?」
手綱をひっぱり、馬のいななきでその声はかき消された。
「あ、あなた!?私まだちゃんと言って…」
「分かってる!けどそれは今言うことじゃない!!それにプロポーズは俺から言わせて欲しい!!」
「そんな…私だって自分からプロポーズを…!」
旧神柱の生き残りはまだいる。
しかしそんなことそっちのけ。
水晶で容赦なく蹴散らしながら2人はいつもの様にいちゃつき始めるのだった。
『ふざけんなてめぇら!!俺様そっちのけで』
「ごめんあそばせ!!!」
『ぎゃああああぁぁぁぁ!!!!』
「何してんのかしら…あの二人。」
「通常運転と言うかなんと言うか…いついかなる時もブレないな、あの二人は。」
と、乗馬して結婚話でイチャつきながら周囲の旧神柱を一方的に屠る広海とマリーを見て、支配人と孔明は呆れるのであった。
?
「ひひひひははははは!!!!そう簡単に通すもんかよォ!!!」
「ちっ…。」
さて場面は戻り東京。
そこで俺達は苦戦を強いられていた。
「俺っちは化身の一人!ジャック・オ・ランタン!」
「余は化身が1つ!無貌のスフィンクス!」
「我は化身、名は悪心影…かの第六天魔王なり…!」
結界を形成する三つの旧神柱。
最後の一本なのだがやはりあいつはそこまで馬鹿ではなかった。
「気配が3つ…あいつ、1つの旧神柱に3つの化身を混ぜ合わせているんだ…!」
「マジかよ…!!」
あの1本の中に強大な魂が三つ入り込んでいる。
大和はそう言った。
確かに話す度口調はコロコロ変わるし、多重人格みたいだなとは思ったがそういう事か。
しかし、旧神柱にある顔は奴のままだ。
「何とかできねーのかよおっきー!!」
「難しい!!」
「即答だなおめーはよぉ!!」
使役獣の群れ、放たれる圧倒的密度のレーザー。
それらに集中していては触手によって叩き落とされる。
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