蓮華×雪蓮×雹霞=複雑な関係?
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それも、こんな場所で! 他人に聞かれたらどうするつもりです!?」
「あ、もしかして恥ずかしいの?」
「当り前です!」
自分が、その……行為に走っているところなんて、できれば一生口外したくない。だって恥ずかしいでしょう!? 人間なら誰でもしていることとは思うけれど、そういう事実と羞恥心は別問題なの!
「恥ずかしいとかそういうこと以前に、他人の秘密をそんなやすやすと口外しないでください!」
「カッタイなぁ、蓮華は。そんなこと、今更言われたってどういうアレでもないでしょうに……」
「あるんです! 秘密は秘密なんですから、そのまま心にしまっておいてください!」
「えー? でも、蓮華がそういうえっちぃことしているっていうのは、この城の武将なら全員が知っていることなんだけどなぁ」
「なっ……!」
う、嘘でしょ!? ちゃんとみんながいないのを確認してからやってるし、防音対策もしっかりしているのに! なんでバレちゃってるのよー!
一人真っ赤になりアワアワしている私に、姉様は呆れ半分愉快半分といった視線を送ってくる。
「アンタねぇ……雹霞が留守の今、アイツの部屋を狙うのがアンタだけとは限らないでしょーが」
「そ、それは……どういう……」
「だーからー、この城にいる武将……祭、穏、明命……あ、それと思春もかな? その四人ほども、蓮華と同じく雹霞の留守中を狙っているってことよ。まぁ、理性の塊の冥琳や、アイツを兄としか見ていないシャオはそういうことはしてないみたいだけどねー」
「そ、そんな……」
ガクン、と項垂れてしまう。こ、この軍がそんなに積極的な女子の集まりだったなんて……ていうか、思春までそういうことやってたわけ……? あんなに堅物の雰囲気まき散らしているくせに……人間って怖いわね。
「ま、仕方ないって言えば仕方ない気もするけどさ。アイツ、優しいし。恋人一号の私以外にも、デレデレするところあるし……もしかしたら自分も、っていう気持ちがあるんじゃないかしら」
「うっ……それは……」
ある意味、図星だった。姉様と兄様がそういう仲になったのは冥琳から聞いていたけれど、心のどこかでは『兄様は自分にも振り向いてくれるはず』という気持ちが燻っている。もう数年ほど会ってないけれど、きっと再開したら兄様は昔と変わらず優しく接してくれるはずだ。姉様という存在がいても、そんなことは関係ないといった具合で……。
「私としては少しイヤ〜な感じなんだけど、でも皆と一緒に一人の男を取り合えるって言うのは、それはそれで楽しいとは思うわ」
「そんな軽いものじゃないと思いますが……」
「そう? 私としては全員でまぐわうのも良いと思っているわよ? ふふっ、雹霞の身体が耐えられないかしら」
「ね、姉様!」
ゴメンゴ
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