立花ハーモニクス/死への恐れ
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世界召喚から約2週間、デウス・エクス・マキナの地下プラントで建造されるレイオニクス兵器を見つめながら神蝕篇帙を見つめるアイザック。
そんな彼にコーヒーを机に置く秘書官、エレン・?・メイザースは建造される兵器を見つめ、アイザックに聞く。
エレン「このレイオニクス兵器、グランドキングはCR-ユニットに代わる兵器となり得ますか?」
神蝕篇帙を閉じ、アイザックは答える。
アイザック「カリオストロの解析と技術によって初期段階からスペックアップしている、だがこれは始まりに過ぎない。レイブラッド星人の切り札を扱うには、まだデータが必要だ」
エレン「黒き王の鎧、ですか?」
アイザック「その通りだ、だがあの男、イツカシドウも侮れないがね」
ギガバトルナイザーを見つめ、アイザックは通信をかける。
アイザック「イースナ、少し頼まれてくれるか?」
天宮市 カフェストリート周辺
狂三「静かな夜……この通りも今は廃墟ですわね」
廃墟の街から謎の布袋を手に入れた狂三はその場を後にしようとした。
その時だった。
ズガァアアアッ!!
狂三に向かって飛んできた斬撃、振り返るとそこには戦闘機形態のメガ・ネに乗ったイースナ・ダークグラスパーがダークネスグレイブで攻撃を仕掛けてきた。
イースナ「精霊、時崎狂三。アイザックの命の元、貴様を処刑する」
狂三「ダークグラスパー、ツインテイルズの敵であるあなたがわたくしを狙って来るとは」
狂三は二つの銃をイースナに向ける。
狂三「光栄ですわ!!」
イースナ「メガ・ネ!!」
メガ・ネ「イクで!!デモリッションメガネ!!」
メガ・ネの銃弾が狂三に降り注ぎ、建物が音を立てて、崩れる。
イースナ「フッ、口ほどにも……」
ガチッ!!
狂三「あら残念」
彼女の背後に周り、銃口をイースナの頭に突きつける。
イースナ「貴様、一体!!」
狂三「勿論仕留めましたわ、あなたは確実に、ですがわたくしは……」
イースナ「!!」
狂三の影を目視したイースナは戦慄する。
影で蠢く何人もの狂三が写り、イースナは気付く。
狂三「気付きました?こちらはいくらでもわたくしを複製できる、あなたを追い詰める事も容易い」
イースナ「これが、刻々帝。能力は複製じゃな?」
狂三「残念、刻々帝の能力は複製ではなく……
時間操作ですわ」
能力を聞いた、イースナは変身を解除し、手を挙げた。
狂三「素直ですわね」
イースナ「妾の手に負える相手ではない」
狂三は銃を下ろし、メガ・ネの上から飛び降りる。
狂三「どうやら、あなたには恐れがあるようですね」
イースナ
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