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Fate/WizarDragonknight
3.5章
新サーヴァント登場
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ウィザードの目前を貫いた。思わず後ずさりした瞬間、ウィザードの背後も銃声が通過する。

「……嘘」
「私はあらゆる射程を狙撃できる。遮蔽物も無意味。逃げられないわよ」

 女性の声が聞こえた。
 逃げるのは無理。同意せざるを得ない。

「だったら……!」

 ウィザードは左手の指輪をルビーからサファイアへ入れ替えながら、隠れるのを止め、動いていない女性へ挑みかかる。

『ウォーター プリーズ スイ〜スイ〜スイ〜スイ〜』

 水のウィザードになるが、金髪の女性は攻撃の手を緩めない。青い光線をよけ、ウィザードは指輪を右手に入れた。

『ライト プリーズ』

 その名の通り、光の魔法。ウィザードの頭上に出現した小型太陽は、暗い遺跡を光で見たし、彼女の目も潰した。

「よし!」

 ウィザードは、視界を奪った敵へソードガンを突き付ける。
だが。

「目つぶしごときで……!」

 見えないはずなのに、彼女の剣はウィザードの攻撃を的確に防いでいる。

「嘘でしょ……君、どうしてわかるの?」
「青の世界には通じないって言ったでしょ?」
「そう……だったら、これならどうかな?」
『コピー プリーズ』

 ウィザードは続いて、複製の指輪を使う。ウィザードを通過した青い魔法陣により、もう一人のウィザードが現れる。

『コピー プリーズ』

 二度の魔法使用により、ウィザードの姿は四人になる。
 もうすぐで、彼女の視力は回復する。それよりも先に、ウィザードはソードガンにサファイアの指輪を通した。

『『『『キャモナスラッシュ シェイクハンズ ウォーター スラッシュストライク』』』』

 四人のウィザードは、ソードガンをクルクルと回転させながら敵へ走り出す。全く同じ動きのウィザードたちは、剣から魔法の水をまき散らし、足音を掻き消していく。

「うっ……」
『『『『エクステンド プリーズ』』』』

 さらに、手首を超柔軟なものにする。よって、四本のウィザーソードガンは変幻自在に動き回りながら、敵の索敵より逃れる。
 そして、一気に距離を詰めた。四つのスラッシュストライクは、敵の銃と剣を弾き飛ばし、
 悲しいかな、敵の視力が回復した時には、もう彼女には攻撃手段はなかった。

「やあっ!」

 一人に戻ったウィザードの腰の入った蹴り。金髪の女性の腹に炸裂したそれは、彼女を遺跡の壁に激突させた。

「ぐあっ!」

 背中から強く遺跡にぶつかる金髪の女性。
 女性に蹴りという行為に少し罪悪感を覚えながら、ウィザードは変身を解除した。

「もう終わりってことでいい?」
「っ!」
「そこまで計算高いんだったら、俺が有利だってもう分かってるでしょ?」

 ハルトは、すで
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