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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ参
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なんて愚の極み!!貴様らは極刑に処す!反逆の罪よ!!』

『ぶっははは!!!いくらやろうが無駄っつってんだろうがよ!!』
『言っても無理だろ。低学歴共はこうして身体で覚え込ませてやらねぇと分かんねぇみたいだからなァ!!』
『そこのロリ共!俺様のちんぽで解らせてやるよォ!』

子分を引き連れ、また新たに復活する赤の女王。
それを見た葵は、

「香子。」

チェーンソーを地面に突き刺し、自らのサーヴァントの名を呼んだ。

「菫を呼ぶ。」
「わかりました。」

葵の言った菫という名前。
その名はチェーンソーの名前なんじゃないかと思ったが、それを言われた紫式部は御札を取り出し、何かを綴ると

「所詮は道満様の真似事に過ぎませんが…やってみましょう。」

葵が刺したチェーンソー。
そこに御札を貼り付けた。

「先の戦いであれ程英霊の血を吸ったのですからね。それでは菫様、お目覚めの時間です。」

貼られた御札が黒ずみ、チェーンソーから滲み出た赤黒い血液が集まっていく。
やがてそれは人の形を成していき…。

「あれは…!」

葵と瓜二つの女性が、そこにいた。

「おはようございます。菫様。」

軽く伸びをする葵そっくりの何か。
紫式部に呼ばれ振り向き、子供のような屈託のない笑顔を浮かべている。

「香子、ずっと見てたよ!大変だったよね!」
「状況は分かっておられるようですね。なら話は早いです。菫様、目の前の敵が何か、分かりますか?」

突然チェーンソーから現れた葵と瓜二つの女性は旧神柱の方を見やる。
すると先程までの笑顔は消え失せ、瞳孔が開きかけた殺意MAXの表情へと変わっていく。

「うん。分かってるよ。香子の敵。香子の邪魔をするやつは、ボクが許さない。ボクの気が済むまで、あいつを殺しちゃってもいい。そういうことだよね?」

彼女の問いに香子は頷く。
にんまりと笑って彼女は地面に突き刺さったチェーンソーを抜き、エンジンの唸りを上げさせた。

「じゃあ頑張るよ。久しぶりにこうして出られたんだから。見ててね香子。いっぱい褒められるよう、いっぱい殺すからね。」

そういい、彼女はゆっくりと歩き出した。

「ねぇ何あれ…?」
「姫も分かんない。姉妹?」

さて、突然現れた葵のソックリさん。
菫と呼ばれていたが、もしかしてあのチェーンソーと関係あったりするんだろうか?

「残念だけど姉妹じゃないよ。あれは”菫”…あたしのもう一つあった人格。」
「へ?」

謎は葵本人が明かしてくれた。
えなに?二重人格ってこと?

「お前…二重人格?」
「言ってなかったっけ?」

言ってねーよ初耳だよ。

?

「はははははは!殺せー!!」

場所は変
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