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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ弐
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ない!わかんないよぉ!!」
ラフムらしき"何か"から逃げる女性二人は振り向く。
こちらをニヤけた面で見ているラフム。
顔は人間のもの。葛城恋の顔そのものだった。
「あう、あっあっあ!」
「危ない!!」
一人の女性が別方向からやってきてラフムに飛びかかられる。
押し倒され、組み伏せられラフムの股間からにょきりと何かが現れる。
「やめて!!いやぁ!!私もああなりたくない!!」
強引に服を破られ、生えてきた"それ"を秘部に挿入される女性。
友達らしきもう1人は、腰を抜かしてそれを見ることしかできなかった。
少し前後運動をし、ラフムらしき何かは液体を注入する。
「あっ、ああ…あうううううあ」
するとどうだろうか。
女性はブルブルと震えだし、黒く変色していく。
手足は棘のようにとがり、身体は異様に細くなり、顔立ちは急激に肥え男のような顔へと変わっていく。
「う…嘘。」
「あっああー。」
彼女は、ラフムらしき"何か"に変貌してしまった。
やがて友達だった女性と目が合うとニンマリと笑い、
「あー、えへへへへへ…。」
「いや…来ないで…!!いやぁ!!!」
産まれたばかりだからか、不安定な足取りでゆっくりと向かってくるラフム。
しかし、
「あっ、あぎゃあああああああああ!!!!!」
それは、突然燃えた。
焼かれる苦しみから逃れるべく、暴れ、のたうつラフム。
しかしその動きは段々と弱くなり、ついには動かなくなった。
「なに…?」
「だいじょーぶ?」
腰を抜かし、何が起きたのか分からない女性。
しかしそんな女性を不思議がって覗き込む者が一人。
「きゃあぁ!?」
「そんなに驚かないでよー。私、あんなキモイのじゃないんだからさー。」
おっとりとした感じの、高校生くらいの女子だった。
staynightのヒロインの一人、間桐桜をデフォルメにした人形を抱え、どこか浮世離れしたようなふわふわした印象を受ける子だった。
「あなたは?」
「
森川 真誉
(
もりかわ まほろ
)
。陰陽師だよ。」
「おん…みょうじ?」
「だからここは任せて。ここから少し走れば避難所があるから。」
腰が抜けた女性を立ち上がらせ、真誉と名乗った少女はもう片方の手に御札を持った。
「あぁ…本当に気持ち悪いなー。」
「ンン…拙僧もそろそろ吐き気を覚えてきました頃。いい加減消えて欲しいものですがね。」
遠くにいる旧神柱を見上げる彼女。
陰陽師を名乗った彼女しかいないはずだが、明らかに彼女のものでは無い声が呟きに返答した。
「そうだね。じゃあ消してよ。」
「ええ、仰せのままに。」
声の主は、木の上。
彼女はマスターであり、サーヴァントはアルター
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