暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ弐
[2/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
を蹂躙する旧神柱。
滅茶苦茶に放たれるレーザーや薙ぎ払われる触手は例えサーヴァントでも容易に近付けさせない。
しかし、
「あ…れ?」
ずるり、と旧神柱がズレる。
木を切られたかのように根元から斬り裂かれた旧神柱はそのまま絶命し、大きな音を立てて倒れた。
「あの化け物を…一撃で!?」
「間違いねぇ…!こんなこと出来るのはあのママしかいねぇよ…!」
名も無きモブがそう呟く。
倒れた旧神柱。
そのそばに、噂の本人が立っていた。
「何とも醜く、下品な物言い…。これは息子にはお見せできませんね。」
前述したとおり、この京の都は大きく分けて2つの地区が存在する。
茨木童子が統治する妖達の地区と、
「ここは私達の場所。あなたのようなものが居座る場所ではありません。よって母が粛清致します!!」
源頼光が統治する、妖殺しの地区だ。
「よし、行こう頼光!」
「あなたはダメです!」
隣にいるマスターらしい男が令呪をかざして指揮を取ろうとするが、咄嗟に抱きしめられてしまう。
「いや…なんで!?」
「あのような下賎で卑猥なもの…母として見せる訳にはいきません!」
「いやでも、マスターとして」
女性器を連呼する旧神柱の物言いは確かに悪影響だ。
下品極まりないその口調はもし子供が聞いてしまったとしたら…?そう思うだけで頼光は胸が締め付けられるような思いでもあった。
だから聞かせたくない。よってマスターを戦場に出す訳には行かなくなった。
「いやだって他のマスターはさぁ!!」
「いいえダメです!母は許しません!!」
と、親子喧嘩のようにも見えるそれを傍目に見ながら、1組のサーヴァントとマスターが通り過ぎて行った。
「あれも愛ゆえ…なのかな。」
「当麻もあのような愛をお望みですか?」
「いやいや!そんなことないって。」
当麻と呼ばれたマスターが連れているサーヴァントだが、全く見た事のない格好の女性であった。
FGO、果てはFateの関連作品のどれにも当てはまらない謎のサーヴァント。
刀を持っていることからセイバーかもしれないという事しか分からない。
「相手は鬼じゃないけど、やれるな…セイバー。」
「当然です。当麻が斬れと言うのなら何だろうと斬るのがサーヴァント。さぁ、あの魔神柱を見事に斬ってみせましょう。」
?
「きゃああああ!!!」
また別の場所ではマスターではない一般人の女性二人が何かに追いかけられていた。
「あーあうー。」
「おんぎゃあ!おんぎゃあ!」
赤子のような喃語を話し、泣きじゃくりながら追跡する"何か"
それはまたもや、あのラフムを模したものだった。
しかし。
「ねぇなにあれ!?」
「わかん
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ