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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ弐
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「わー、なにあれ気色悪ーい。」

京都。
世界崩壊直後、そこはモンスターで溢れ平安時代に戻ったようだとも言われた。
それから時が経ち今では妖殺しや鬼の頭領などが統治し、絶妙な均衡を保ちながら平和な日々を送っていた。
そして今、旧神柱を見上げているのは妖側の頭領。

「うーん…あんなものがここに生えられたら、ちょっと困っちゃうかも。」
「困るとかそんなレベルじゃないと思うんだ。」

身の丈2メートルはあるんじゃないかと思うほど長身な女性。
明らかに人間の肌の色ではなく、人外であることは伺えた。
鬼である彼女…『伊吹童子』はマスターを抱きかかえながらそう呟いた。

「んん?中々ヤリがいのありそうなマンコが1匹…気に入った。お前俺のサーバントになれよ。」

旧神柱の顔がこちらを見下ろし、伊吹童子にそう言うが…。

「嫌よ。気持ち悪いし。」
「あ?」

旧神柱、もとい葛城恋の大胆な勧誘を一蹴すると、伊吹童子は抱えていたマスターをおろし。

「じゃあマスター。お姉さんちょーっと本気出すから、ここから離れててね。」
「ああ、うん。」

その手に持つは草薙剣。
汚い笑顔をうかべる旧神柱を睨み、伊吹童子は霊基を変えた。

「おいおいどうした?マスターを置いてくなんてやっぱ俺様のチンポの方が」
「疾く、消えよ。」

その瞬間、空気が重く冷たいものとなる。
鈍感な旧神柱でもさすがにそれに気付くほどの威圧感。
さっきまでマスターを甘やかしていたサーヴァントとは、同一とは思えないほどのもの。

「今一度言う。疾く消えよ…絢爛なる京の都に醜き貴様は似合わぬ…。」
「ハ、ハハッ!いいじゃねぇか!益々気に入った!!俺様は強気な女を屈服させるのは大好きなんだ!!」

怖気つぎはしたが今の自分は無敵の旧神柱。
次第に性欲が勝ち恐怖なんぞは頭の隅にでも追いやっておくとする。
そして伊吹童子を囲むように次々と生えてくる旧神柱達
皆どれもニンマリとした笑みを浮かべ、根元からタコのような触手をうねらせていた。
しかし、

「…!!」
「二度言った、三度は言わぬ。消えぬのなら我が消してやろう…!!」

瞬時に斬り伏せられる複数の旧神柱。
伊吹童子にとって何本生えようがそれは雑魚同然。
マスターとの思い出を築く為の京都にこんなものを生やしてはいけない。
殺す。殺すのみだ。

?

同じく京の都の別方面でも、旧神柱は出現していた。

「ほらほらどうしたサーバント共ォ!」

触手を叩きつけ、滅茶苦茶にレーザーを雨のごとく降り注がせる旧神柱。
逃げ惑う人々。抵抗するサーヴァント。

「男のサーバントはいらねぇ!俺様が欲しいのはマンコだ!!チンポは死ね!マンコ共はヤラせろ!!」

辺り
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