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じゃじゃ馬ストレート
3話 私、野球やりたいよ
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えず廃部にはならないし」
「えー私も?」
「息吹ちゃんは選手の方が良かった?いいけど」
「そういう意味じゃなくて!」

 芳乃ちゃんと息吹ちゃんは姉妹掛け合いを繰り広げていると??????

「息吹ちゃん芳乃ちゃんが見てくれて、タマちゃんが受けてくれるならやりたい」

 ヨミちゃんは心にしまい込んだ声を引っ張り上げた。

「……いいよ」

 珠姫さんが照れながら答えると、ヨミちゃんは声を上げて泣き出した。野球場で五人いる中の二人が泣いてるこの光景は傍から見るとどう映るのだろう。

「陽美ちゃんは?」

 芳乃ちゃんが私の手を取って聞いてきた。

「??????うぁだじぼうぃんなどやぎゅうじだい《私もみんなと野球したい》」

 ちゃんと言葉になっていないと思う。それでも、芳乃ちゃんは私の言いたいことを理解してくれた。

「うん、やろう!」

 芳乃ちゃんは最高の笑顔で頷いてくれる。

「うぁぁああああん??????」

 私もヨミちゃんみたいに声を堪えきれなくなっちゃった。結局カッコ悪い所を見せちゃったなと後から思った。でも桜さん。高校生活、最高のスタートがきれました。
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