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唯一魔法が使える平民A、元帥の執事になる。
第十五話
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ゃったよ。

「貴様!今なんてことを言ったのか分かっているのか!」

「えぇ分かっていますとも!こんなゴミを比べられたのです!言わずと居られますか!」

「き…君!口を慎みなさい!」

「うるさい!教師風情が僕に指図するな!」

「なぁ…!?」

「貴様は…夜砂賀。あぁ、あの財閥の御曹司か。」

「そうだ!貴女がさっき仰られた事をそのまま父上に言います!あなたはもう軍には居られなくなるでしょう!」

「貴様、それは脅迫罪となるが良いな?」

「はっ!言ってろ!ヘコヘコしといてやったら上官気取りかよ!佐官クラス程度のやつが何言ったってもみ消して終わりだ!」

周りは騒然。いくら御曹司だからと言って今現在世界を守ってるのは完全に彼女ら。彼女らが反発し軍をやめて言ったらそれでこそ比喩では無く、『世界が滅ぶ』そう世界はきちんと認識しているからこそ今の形態が完成した。

そして戦闘が可能な人間は限られており、一人として欠けるのは出来る限りあってはならない。

その世の中で、今夜砂賀という人物は軍官を愚弄し、更にはクビにすると言った。それが何を指すのかはもう周知の事だ。それは、夜砂賀も少しして理解したらしく。

「…あ、いや。今のは言葉の綾でして。」

そんな事を言った瞬間だった。
皆が黙り膝を着き始めた。この動作は軍官、指しては将官クラスの軍官達が通る時にされる動作だ。という事は…前を向くと。

空軍大将シャルロット・クルステルマン
陸軍大将ウィルフィン・ティノアーク
海軍大将ウルスタ・ナルゼフス

だけでなく。

空軍元帥ミーナ・アルベルク
陸軍元帥シエン・ウルノヴァ
海軍元帥冴咲 優恵

各大将が前、後ろに元帥という豪華すぎる面々が居た。

俺もした方がいいのか?と思ってみんなと同じポーズを取る。
すると…

「や…辞めてくれそのポーズ…貴様にされるとなんか慣れん…」
「あ…あのぉー、浅村さん?」
「あらあら、浅村さんにそんなポーズされたら恥ずかしいですわ。」

…大将に話しかけられたぞぉ…。まずいな、、。
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