集まるオーパーツ
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」
転がったバングレイへ、さらにブライは追撃する。両手で剣を振り上げ、重圧とともに振り下ろす。
起き上がったバングレイには、防ぐことはできない。剣と、それによって地面から噴き出る衝撃波を受け、大爆発を起こした。
「……ふん……」
爆炎により、姿がみえなくなったバングレイ。
ブライはそれを見届けると、ビーストにも剣先を向けた。
「お、おいおいおい! なんでこっちにまで向けてんだよ!?」
「キサマも、俺の敵だからだ」
「いやいやいや! 俺たちさっき話してたこと忘れたのか? 俺はお前が知りたがっていたことを言った。んで、次はお前が俺の質問に応える番。そこにあの宇宙人が割り込んできただけだろ?」
「……」
ブライは冷たい眼差しでビーストを睨む。
そして。
「まだ終わってねえんだよなあ!」
爆炎より現れたバングレイが、ブライを背中から斬りつけた。
「!?」
倒したと勘違いした油断からだろう。無防備な背中を切られ、ブライは痛みに悶絶していた。
さらに、そんなブライの頭を掴んだバングレイは、彼の体をビーストに投げつける。
「ぐおっ!」
しりもちをついたビーストはバングレイが「いい記憶だ」と笑っているのを見た。
「おい、ブライさんよぉ。お前、バリいい記憶持ってるじゃねえか」
「何……?」
バングレイは右手を鎌で叩く。その時、ビーストは彼が記憶を読み取る能力を持っていることを思い出した。
「なるほどなあ……了解了解。バリ分かったぜ。お前がブライな理由もな」
「!」
「あるんだろ? ……そこ・・に……?」
「キサマ……!」
「バリバリ……」
バングレイが、その六つの目をさらに歪める。
「ムー大陸が……眠ってるんだろ?」
「キサマああああああああああああ!」
ブライがビーストを突き飛ばし、バングレイへ挑む。だが、先ほどとは打って変わって冷静さを欠いているブライだ。
もともと戦闘能力が高いバングレイは、いとも簡単にブライを突き飛ばし、その体に切れ込みを入れる。蹴り飛ばし倒れたと同時にその首を掴んだ。
「ぐあっ……!」
「ソロ! この野郎……!」
「お前はコイツの相手でもしてろ!」
バングレイの右手___ブライの掴む手の甲___より青い光があふれる。
ブライの記憶より再現された敵が、ビーストへ攻撃を開始した。
盾と剣を持つ、騎士。遺跡の石と石の
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