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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:18 野望
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やるスパイダーの心を踏みにじるリディプスにゼロは拳を握り締めた。
「とまあ、オリジナルのスパイダーなど最初からどこにもいなかったのだよ。仲間と信念を重んじる性格である賞金稼ぎのスパイダーの愚かな姿は正にお前達をコントロールするのにうってつけの存在だったのだよ」
「嘘です」
「む?」
全員の視線がシナモンに集中した。
「私の知っているあのスパイダーさんは時々怖い時もあったけど、凄く優しい目をしていました」
「馬鹿な小娘だ。先程の話を聞いていたのか?」
「聞いてました。でもあなたが本当にスパイダーさんに変身していたならどうしてレジスタンスのみんなを勇気づけてたんですか?」
その言葉にハッとなるのはマッシモだった。
「確かに、スパイダーは基本的に俺達と一緒のミッションだ。エックス達や俺達はともかく、他のレジスタンスメンバーにまで気をかける必要はない」
「確か、僕もエアシティに行った時、困っていた市民を助けていた。超フォースメタルを狙っていたあんたからすればする必要もないことだよね?」
「っ……」
マッシモ、アクセルの言葉にリディプスは不愉快そうに表情を歪めた。
「シナモン、スパイダーの変化はどれくらいの頻度だった?」
「えっと……あまり変わることはなかったです。本当に時々で……」
「なるほどね、リディプス大佐。僕はあんたのもう1つの正体に気付いたよ。あんた、僕とルナと同じ新世代型レプリロイドのプロトタイプでしょ?しかも変身すると人格までコピー元に上書きされる欠陥持ち」
「き、貴様…!」
全員が目を見開いてリディプスを見つめ、その視線を受けたリディプスの表情が屈辱で歪んだ。
「どういうことだい?」
「前にマリノさんにも説明したよね?新世代型レプリロイドのプロトタイプには変身するとコピー元の人格に上書きされる奴がいるって、正にそれがリディプス大佐なんだよ。それならシナモンやマッシモが言っていた事とか、僕が見たものに対しての説明がつくんだよ。シナモンの言う通りなら時々はリディプス大佐の人格が浮上していたんだろうけど…」
「えっと、それはつまり?」
「ようするに、僕達といたスパイダーはほとんどリディプス大佐じゃなくてオリジナルのスパイダーの人格だったんだよ。リディプス大佐はリディプス大佐の人格が浮上した時くらいしか介入はしていない。」
「なるほどね、じゃあスパイダーとしては嘘ではなかったってことかい……」
「そういうこと」
「スパイダーは…俺達を裏切ってはいなかったんだ……リディプス!!」
視線をリディプスに向けると、同時にエックスはバスターをリディプスに向けた。
「俺はお前を許さない!スパイダー達の仇を今ここで!チャ
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