最終章:無限の可能性
第291話「永遠の別れじゃない」
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たちがイリスを倒した事で、洗脳も全て解けた。後は消化試合だ」
「その中でもレイアーは“可能性の性質”だから、優輝を一点狙い出来た訳ね……。何ともまぁ、彼女もイリスに負けず劣らずな執念ね」
吹き飛んだレイアーが再び理力による攻撃を繰り出してくる。
“死闘の性質”の神が理力の攻撃を弾くが、全てを捌き切れる訳ではない。
そこで、優奈が余波を食らわないように障壁を展開する。
「……終わりね」
「そうだな」
直後、光の柱がレイアーのいる場所に立ち昇る。
それを見て、優奈は戦闘態勢を解いた。
「今のは……」
「“光の性質”による攻撃よ。それも、イリスと同等の実力者による、ね」
先ほどの光の柱は、アリスによるものだ。
いくら優輝と同じ“性質”のレイアーとはいえ、不意打ちを食らえば無事では済まない。
「皆ー!」
「アリシアちゃん!」
戦闘が終わると同時に、アリシア達がフェイトと共に合流しにやって来た。
かなりボロボロ且つ、アリシアはフェイトに支えられている程だったが、無事に戦い抜いたようだった。
「……勝ったんやな。皆」
合流し、優輝達の様子を見てはやてが安心したように呟く。
直後、緊張の糸が切れたように、はやて達はその場に座り込んだ。
「皆さーん!」
「主様ー!」
戦いが終わったからか、遠くからユーリ達も合流してくる。
ミエラとルフィナがいたからか、こちらは比較的はやて達より軽傷だ。
「後は神の六人か」
「ここにいますよ」
優輝の呟きに答えるように、光が発生する。
その光が収まると、そこに祈梨達がいた。
同時に、アリスもおり、彼女が祈梨達を連れてきたようだ。
「さて、この度は私達に代わり、イリスを倒してくれた事を感謝します」
「……よく言う。前回はともかく、今回は時間さえあれば僕らがいなくとも解決は出来ただろう。準備もしていたみたいだしな」
アリスは感謝を示すようにお辞儀する。
しかし、優輝はどこか呆れたようにそう発言した。
「ええ。ですが、彼女の本心を受け入れさせる事は出来なかったでしょう。彼女が固執していた貴方と、共に戦った者達の正当な成果ですよ」
「それは……まぁ、そうだな」
実際、優輝達が何もしなくとも、イリスは最終的に倒されていた。
だが、行動を起こさなければそれまでの間に優輝達の世界は蹂躙されていただろう。
だからこそ、こうして“可能性”に賭けて突入したのだ。
「……しかし、今回の影響は局所的に見れば以前より遥かに大きいです」
「っ……!」
アリスのその言葉に、ユーリが僅かに反応を見せる。
「……どういう事?」
「神
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