第一章
[2]次話
我が子でなくても
アメリカカルフォルニア州サンフランシスコの動物保護施設グリーンストリートレスキューに白とダークグレーの毛の身重の猫が保護された。同時に黒と白の模様の黒い目が大きい猫が保護されたがその猫も身重だった。
「どっちの娘も無事に子供を産んで欲しいな」
「そうして欲しいな」
「そしてどの子も無事であって欲しいな」
「そうだよな」
スタッフの人達は二匹の身重の猫達を見ながら何としても母猫も産まれて来る子猫達も何とかしようと決意した、そうして。
彼女達を大事に飼育して出産を迎える様にした、そしてマリリンと名付けられた白とダークグレーの娘もチャイと名付けられた黒と白の娘もだった。
どちらも無事に子猫達を産んだ、マリリンが生んだのは黒の雄猫、ダークグレーの雌猫、殆ど白で黒の模様もある雄猫、少しだけ白がある黒の雌猫、ダークグレーに白がある雄猫だった。それぞれシュバルツ、ホワイト、ゼブラ、ホーン、グレーと名付けられた。
「ニャ〜〜」
「ナア〜〜」
「ニャ〜〜ン」
「ナ〜〜オ」
「ウニャ〜〜」
チャイは白の雄猫に黒の雌猫、黒が多く白もある雄猫に白が多く黒もある雄猫の四匹だった。sれぞれショーン、サリー、カラフ、リューと名付けられた。
「ニャオ〜〜ン」
「ウニャ〜〜ン」
「ミャ〜〜」
「ミュ〜〜」
どの娘もいい環境でしかも母猫達が健康を取り戻した状況で産めたので元気であった、だがここで。
施設に三匹の迷い猫、それも子猫達が来た。
一匹はクリーム色の毛の雄猫、もう二匹は虎毛の雄猫と雌猫だった。コンと名付けられたクリーム色の猫は生後一週間、虎毛の兄妹と思われる猫達はそれぞれライスとバターと名付けられて生後一時間程だった。
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