暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:6 月と天使と怪盗
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いたはずだ!」

モニターの監視カメラの映像に映るルナは正面から入って無断で研究所内を動き回り、警備システムと警備用メカニロイドを迎撃しつつも逃げながら、無断で研究室に入ったりして資料を無断で読み、色々しながらガウディル博士の研究所を荒らして、シナモンの元に向かっていた。

「ルナ…」

「何をしているんだあいつは…」

一部始終を見終えたエックスとゼロは絶え間ない頭痛に襲われ、深い溜め息を吐いた。

「ひょっとして政府からの命令があったのか?」

マッシモがルナの不法侵入の理由の可能性をエックスに尋ねるが、通信が使えないギガンティスでそれは有り得ないだろう。

「いや、違う。恐らく好奇心を抑えきれずに研究所に入って、警備システムや警備用メカニロイドから攻撃を受けたから取り敢えず迎撃したんだろう。彼女も優秀な技術者だからな。こういう場所には目がないんだ。」

「アクセルの調査に付き合っていたはずのあいつがいるということは、アクセルもこの研究所にいるのか?」

「それはない。アクセルがいたら確実に彼女を止めている…恐らく別行動をしているんだろう…良い意味でも悪い意味でも期待を裏切らないな…すみませんガウディル博士。彼女には後で厳しく言っておきます。」

深い溜め息を吐いた後、ガウディル博士に深々と頭を下げるエックスに深い溜め息を吐きながら、スパイダーがガウディル博士に尋ねる。

「まあ、エックス達の仲間のハチャメチャな行動は置いといて。今、大変なことになってんじゃないの?」

「クワッ!そうだった…シナモンが…シナモンがサイケに…リベリオンの奴らに奪われてしまう…」

「詳しく聞かせてもらえますか?博士」

「力になれると思いますぜ!!」

「別に恩着せようなんて考えちゃいないよ。俺達はリベリオンの奴らにチョロチョロされるのが我慢出来ないんだ」

「イレギュラーハンターとしてイレギュラーを放置出来んからな」

こうしてエックス達はルナへの説教も含めてシナモンの救出、保護をすることになった一方でサイケから逃げ続けているマリノ達は…。

「はあ…はあ…」

いくら軽量型とは言え、ルナとシナモンを抱えながら長時間長距離を全力疾走して息切れしているマリノを見て、ルナが顔を顰めた。

「あんた無理し過ぎだよ。少し休んだ方が…」

どう見ても疲れているマリノを見て、休憩するように促すルナだが、目の前に警備用メカニロイドが立ち塞がる。

「おっと…ドジっちまったね…」

疲労で警備システムに引っ掛かってしまい、キラーマンティスとレイダーキラーがマリノとルナに迫る。

「全く、ガウディル博士の噂は聞いちゃいたが、まるで要塞だな。仕方ねえ」

コピー能力の応用のステルスを発動し、
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