暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/WizarDragonknight
聖夜の天使
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ん、効率的だな」

 

 エンジェルは吐き捨て、ウィザーソードガンを弾き返す。天使は翼を羽ばたかせ、ウィザードを吹き飛ばした。

 

「ランディックオーブ 天装」

 

 さらに、黄色の宝珠を胸のスロットへ装填。エンジェルの前に出現した巨大な岩石がウィザードへ迫る。

 

『スモール プリーズ』

 

 だが、ウィザードは縮小の魔法で自らの体を小さくする。小さくなったと同時に通過する岩石を目上に見ながら、元に戻ったウィザードは更なる魔法を使う。

 

『ビッグ プリーズ』

 

 魔法陣を貫く二本のウィザーソードガン。すると、貫いた部分が巨大な刃となり、エンジェルの体を突き刺す。

 

「ぬうっ……!」

 

 明確なダメージに顔を歪めるエンジェル。だが、彼の手にはすでに、次の宝珠が握られていた。

 

「スカイックオーブ 天装」

 

 エンジェルの手より、竜巻が発生。渦の中より雷が発生し、並木道をウィザードごと破壊しようとしてくる。

 

『ディフェンド プリーズ』

 

 だがウィザードは、そうはさせまいと大きな魔法陣を張る。雷と竜巻を防ぐも、長くは持たず、一部の雷が貫通し、ウィザードにダメージを与えた。

 

「ま、まだだ!」

『コピー プリーズ』

『コピー プリーズ』

 

 再び、複写の魔法。二度使うことで、一体が二体、二体が四体と、ウィザードが増えた。その代わりにコピーしたウィザーソードガンは消滅するが、ウィザードは構うことなく身構える。

 四人のウィザードが同時にソードガンの銃口をエンジェルへ向けたところで、エンジェルは笑った。

 

「面白い。ならば私は……シーイックオーブ 天装」

 

 青い宝珠。それがもたらす効果は、ウィザードと同じ姿の変化。

 同じように同じ動きをする、四体のエンジェル。彼らは同じように剣を構え、ウィザードへ向かってくる。

 本物とコピー合わせて四体のウィザードの連射。だが、それは四体のエンジェルには全て透かされていく。

 

「当たらない!?」

 

 本物はどこへ? その疑問は、リゼの声だった。

 

「後ろ!」

 

 いつの間に回り込んだのか。背後で剣を振り上げたエンジェルの剣を、ウィザードは大急ぎで防ぐ。

 同時に、役割を終えたウィザードとエンジェルのコピーは消滅した。

 

「ありがとう、リゼちゃん! このまま……!」

『フレイム スラッシュストライク』

 

 ウィザードはそのままウィザーソードガンの手を開き、ルビーの指輪を読み込ませる
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ