暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/WizarDragonknight
聖夜の天使
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
人の頭にウィザーソードガンの刃を突き立てる。

 

「ほう……」

 

 ウィザードを感心して見つめるエンジェルを気にすることなく、ウィザードはそのまま黒い怪人と取っ組み合う。全身をドリルで武装した怪人の腕をソードガンで反らし、地面へ流す。

 自らのドリルを地面に埋めてしまった怪人は、そのまま動けずに動揺を見せた。

 続けて攻め入る、白と金の怪人。ウィザードは左手の指輪をトパーズからエメラルドのものへ変更する。

 

『ハリケーン プリーズ』

 

 打って変わっての機動能力。ジャンプに加えられた緑の風が、ウィザードをより上空へ持ち上げた。

 

「次はこれだ!」

『チョーイイネ サンダー サイコー』

 

 生成された魔法陣より、緑の雷が荒れ狂う。それは、一か所に集まった三体の怪人の全身を痙攣させていく。

 ようやく雷の襲撃が収まったころ、三体の怪人はそれぞれバラバラの方角へ逃げようとした。だがウィザードは、彼らの動きを見据え、次の指輪を使っていた。

 

「逃がさない」

『バインド プリーズ』

 

 致命傷を負った三体の怪人を、風の鎖が縛り上げる。

 

「終わりだ」

『チョーイイネ キックストライク サイコー』

 

 

 上空のウィザードの足元に、緑の魔法陣が現れる。

 ウィザードがキックの姿勢で魔法陣を貫くと、その背後に竜巻が追随する。

 

「だあああああああああああ!」

「「「______」」」

 

 竜巻とともに、雷も威力の水増しとなった。ハリケーンのキックストライクは、三体の怪人に同時に命中、その姿を爆発させた。

 だがウィザードは、爆発に目もくれず、エンジェルへ斬りかかる。

 少しも焦らずにエンジェルは剣で防ぎ、鍔迫り合いとなった。

 

「やるな。再生したばかりのダークヘッダーたちでは相手にならぬか」

「お前を倒して、バングレイも止める!」

『フレイム プリーズ』

 

 エンジェルと打ち合いながら、ウィザードはその姿を火のウィザードへ変える。やがて、攻撃の手を強めるために、ウィザーソードガンのハンドオーサーに、コピーの指輪を読ませた。

 

『コピー プリーズ』

 

 魔法陣より、二本目のウィザーソードガンを取り出すウィザード。それを見たエンジェルは、鼻を鳴らす。

 

「ほう。二刀流か。モノクマから、戦いを止めようとしていると聞いていたが、意外と血の気が多いではないか!」

「そりゃ戦いは止めるけど、あえて町を攻撃しようとするやつとまで話し合うつもりはないものでね!」

「ふ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ