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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
IS学園、入学!
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界中でファンクラブがあるみたいですし。

「……で? 挨拶も満足に出来んのか、お前は」

「いや、千冬姉、俺は……っ」

 織斑先生の手によって織斑さんが机に叩きつけられられました。
 ……分かりづらいから今から織斑さんは一夏さんと呼びましょう。
 もちろん面と向かっては恥ずかしいから言えないませんけど。

「織斑先生と呼べ、馬鹿者」

「…はい、織斑先生」

 苗字が同じでこれだけ親しいということは恐らく、いや十中八九実の姉弟なのでしょう。周りもその関係に気づいたようでヒソヒソと声が聞こえます。
 織斑先生が机を叩いただけでそれを沈めました。

「時間も無いことだし次の者、自己紹介を」

「はい!」

 次の人の自己紹介もまともに頭に入ってきません。織斑先生怖すぎます。勘弁してください。私こういう人タイプ的にダメなんですよ……

「次の者!」

「ひ、ひゃい!」

 私の番になったので織斑先生に言われて立ち上がると同時にちょっと足を打ちました……うう、皆には気づかれてないみたいだけど、痛い……

「か、カルラ・カストです。オーストラリアから来ました。若輩ながら代表候補をやらせてもらっています。これから1年間、よろしくお願いします」

「ほう、お前がオーストラリアの代表候補生か。確か、元は一般の女子学生ということだったが」

「は、はい。その通りです」

 またも周りがざわつくのを感じました。うう、今度は私への視線が痛い……
 人から注目されるのは苦手なのに……ああ、なんか緊張してきた!

「元が一般人であろうと私は容赦しないからそのつもりでいろ。いいな」

「はいぃ……」

「返事はしっかり!」

「ひ……は、はい!」

「うむ、では次の者」

 うう、これでは注目されてるのも一緒ですけど……

 まあでも、そもそもこのクラスには一夏さんがいるんですから私より目立つのは確実です。
 ショートホームルームが終わったら授業の前の小休憩。それから授業ですね。

「よし、これでショートホームルームは終わりだ。諸君等にはこれから半月の授業で基礎知識を覚えてもらう。その後に行われる実習での基本動作も同じく半月で覚えろ。 良くてもよくなくても私の言葉には返事をしろ! 以上だ」

 鬼教官という言葉が頭に浮かんだのは私だけではないはずだ。
 それでも周りのクラスメイトたちは狂喜乱舞状態になっていますけど……

 こんなので一年間大丈夫なんでしょうか……

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