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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-C真実への扉〜The last 2 steps〜
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に。腕が消失すると、フラムさんが「いいから動くであります!」って、アリサさんを勢いよく突き飛ばした。直後に今いたところに、さっきみたいに半透明の腕が生えた。それでアリサさんも「新手ね!」って納得して、立ち止まらないように動き始めた。

「ちょっと! さっきから何なのフラム! 敵を庇ってばかりじゃない!」

「レイルが仕掛けてきたということは、研究所から魔力保有物を回収する任務が完了したことを示すであります。その瞬間、おぬしらとの協力関係は終わったのであります。これより紫天一家特攻が一、フラム・ザ・リベンジャーは、管理局側に付くであります!」

≪Flamberg form≫

“T.C.”のラスティアに敵対宣言したフラムさんは、片刃剣を半実体化した炎が波打つ剣身の大剣(フランベルクフォームって聞こえた)に変形させた。フラムさんのその宣言の間にあたしとティアは、アリサさんとミヤビさんにフラムさんの目的を簡潔に伝えた。

『――なるほど。とりあえず、フラムたち紫天一家は期間限定の敵で、今は仲間なわけね』

『信じてもいいのでしょうか? 私は紫天一家の人たちのことを知らないので・・・』

『まぁね。詳しいことはまた後で話すけど、あの子たちはあたし達チーム海鳴の友達で戦友なのよ。だからT.C.にいることが本当に不思議で、信じられなかった。・・・詳しい話を聞かないといけないのだけど、今は信じて協力するわ』

『・・・アリサ先輩がそう仰るのであれば、私も信じましょう』

『ありがと。しっかし、ん−・・・つうか、これはもう、いよいよT.C.の王が誰だか判ったかも』

『『『え・・・!?』』』

フラムさんとラスティアが戦闘開始したのを横目に、止まない半透明の腕の襲撃を回避をし続けてるアリサさんとミヤビさんの念話に耳を傾けていたら、アリサさんが突然“T.C.”のリーダーの正体が判ったって言った。

『あくまで推測よ。だから本部に帰ってからみんなの前で話すわ。今はラスティアと、レイルとかいう姿隠してあたしやミヤビの胸に腕を転送してくる変態をぶっ飛ばすわよ』

『『『了解!』』』

気にはなるけど、確かに長々と戦場で話を続けるわけにもいかない。まずはレイルって人を探すため、アリサさんの指示で “クロスミラージュ”のカートリッジをロードしたティアは「フェイクシルエット・インクレース!」を発動した。神秘カートリッジで大幅に強化された幻術魔法によって、アリサさんとミヤビさん、あたしとティア、そしてフラムさんの幻がブワッと何十人と現れた。

「また幻術によるかく乱・・・! 」

「お、おお!?」

一度見てることでラスティアは驚くことなく、広域攻撃が出来る宝石を手元に取り寄せた。驚きを見せたのはフラムさんと、たぶん腕攻
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