暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-C真実への扉〜The last 2 steps〜
[3/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
拗に狙ってくるはず。それを阻止したいのであります。あ、魔法も混ぜてほしいであります」
――アトロポンカ――
――ミスティックスナイプ――
アリサさんのバーニングスラッシュと同系統魔法、デバイスに炎を纏わせての斬撃を繰り出したフラムさん。あたしが何かをするより先にティアの精密狙撃が片刃剣を弾いた。
「阻止って、どうしてですか? T.C.のリーダーが消極的なのも変だし、それに・・・!」
――ディバインバスター――
「それに、参謀のリンカーコア奪取命令を、リーダーがちゃんと却下しないとダメじゃないの? それだけで済む話じゃないの?」
――クロスファイアシュート――
「王には王で、途轍もない苦悩があるのでありますよ。まぁその話はまた後程、みなが合流してからにするであります」
――エレンスゲ――
――ウイングロード――
あたしの近接砲撃を躱した後、フラムさんは全身に炎を纏わせて鳥になると、追撃としてティアの放った魔力弾幕を真っ向から突破することで対処した。フラムさんはそのままあたしに向かって来たから、帯状魔法陣の道を展開して空に上がる。
「むっ! ワイヴァーン!!」
あたしの足元を通り過ぎたフラムさんは、炎の鳥に利用していた炎を片刃剣だけに纏わせる。そしてあたし達に向けてじゃなくて、ラスティアと交戦中のアリサさん達に向かって三連斬撃として放った。高速で迫ってきた炎の斬撃3つをアリサさんとミヤビさんが躱すと同時、アリサさん達がたった今まで居た空間から半透明の腕が2本と伸びてきた。
「な、何アレ・・・!?」
「腕!?」
「スバル、ティアナ! 手伝ってほしいであります! ラスティアと、あの腕の使い手のレイルからアリサを護るであります!」
「え? あ、はい!・・・って、ミヤビさんは?」
「ディアーチェ陛下からは、チーム海鳴メンバーを最優先に守れ、と指示を受けている故。ミヤビはついでであります」
そう言ってアリサさん達の方へ駆け出すフラムさんに、あたしとティアは「ディアーチェって誰?」って首を傾げた。えっと、とにかく、レイルって人がアリサさんとミヤビさんの魔力を奪おうとしてるってことは何となく判ったから、あたしとティアもフラムさんに続いて駆けだした。
「奇襲とは上等じゃないフラム! まとめて相手してやるわ!」
「アリサ先輩、それは少し大変です。私と先輩はラスティアひとりに苦戦しているので・・・」
「少し待つでありますよアリサ! あと、動き続けるであります、狙われるでありますよ!」
「はあ!?」
「おそらくアレですよ、アリサ先輩」
「何よ、あの腕?」
何もない空中から半透明の腕が生えてるのを見て、怒り心頭だったアリサさんも冷静
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ