暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-C真実への扉〜The last 2 steps〜
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ますよね・・・?」
割と気になってた。フラムさん、あたしとティアと交戦開始する前からチラチラとアリサさん達の方を気にしてるな〜って。
「・・・少し、手合わせをこのままお願いするであります。話はその最中にするであります」
フラムさんはそう言って、あたしに向かってきた。そして振りかぶってた片刃剣を振り下ろしてきたんだけど・・・。
『(遅いし単純な剣筋。やっぱ全力じゃないよね・・・)ティア』
『ええ。聞こえていたわ。罠の可能性もあるけど、とりあえず付き合いましょう』
そういうわけで、フラムさんと全力じゃないけど、それなりに本気での戦闘を行うことに。振り下ろされた片刃剣を半身で躱して、即座に“リボルバーナックル”でカウンターを狙う。フラムさんはあたしの懐にグイッと体を潜り込ませることで、あたしのカウンターを回避。
「おぬしの言う通り、私の意識はアリサ達に向いているであります」
「うわっ!」
懐に入ってきたフラムさんはそのままショルダータックルして、踏ん張り切れずにあたしは後退させられた。そこに追撃の横薙ぎの斬撃。魔力も付加されてないものだけど、念のために防がずに回避を選択してしゃがみ込む。頭上を通り過ぎたことを確認してから曲げてた膝を勢いよく伸ばして、フラムさんのお腹に頭突きをかます。
「おふっ。けほっ。我らの任務は研究所から魔力保有物の回収の他に、高位魔導師からリンカーコアの奪取というものがあります。・・・っと、ほらほら、怪しまれないように攻防でありますよ」
「なるほど。だからアリサさんとミヤビさんを見て、いつ奪えるかのタイミングを計っていたと・・・?」
――ガンブレイズアサルト――
「というか、監視されてるの私たち?」
「正確にはおぬしらではなく、我われ近衛以外の兵の仕事ぶりを、であります」
ティアの誘導操作弾18発がフラムさんに向かって来る。あたしは邪魔にならないように一旦距離を取った。フラムさんはステップを踏むように回避していくからその隙を突けないかなって考えて、なおも続く弾幕の中を突っ切る。
「でぇぇぇぇい!」
「おっと、甘いであります」
あたしはフラムさんに最接近して中段蹴りを繰り出す。あたしの蹴りを片刃剣の腹で受け止めて弾き返したフラムさんは即座に反撃の振り下ろしをしてきたけど、あたしは左裏拳で弾き返した。
「話を戻すでありますよ。前者は王と参謀からの厳命であります。しかし後者のリンカーコア奪取は、参謀より承った命令であります。が、王はその命令に対して、あくまで無理せず可能であればと、消極的な指示でありました。しかし、ラスティアを始めとした姉妹たちは王の子らということもあって、親である王が魔力を望まれていることで、何としてでも奪取しようと執
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