バイトの話
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「なぁマイ、今日くらい行かなくていいだろ?」
「行かなきゃダメなんだよ…!今週は忙しいんだから…!!」
学校から帰り、家に帰ってきた僕。
しかし今日はバイトの日なので制服のまま準備をし、時間が無いので早く行こうとするも、
大体、お栄ちゃんが止めに入る。
腰に引っつかまったお栄ちゃんをズルズルと引きずり、なんとかして行こうとする僕。
「一回、一回だ。一回してくれれば満足するから。ナ?」
「そういっていつも何回もするじゃん…!遅刻の理由考えるの…大変なんだから、ね!!」
いつまでもここで手こずってる訳にもいかない。
遅刻して先輩に迷惑かけるなんてあってはならないことだ。
「帰ったらするから…!」
「いやだ、おれは今シたいんだ。学校のせいで半日も待たされて、もうたまったモンじゃねェ。最近はばいとばいとってそればかりじゃないか。マイはおれとばいとどっちが好きなんだい?」
「それはお栄ちゃんだけど!」
それはそれ、これはこれだ。
なんだかめんどくさい彼女になったお栄ちゃんを強引に振りほどき、とりあえず開放される。
「ああ待てマイ!!なんならおれを連れてけ!!」
「やだよ!!お栄ちゃん絶対なんかするでしょ!?」
最後にそう言い捨て、僕は急ぎめに出ていった。
?
「ったくよう…人の気持ちも知らねぇで…。」
どれだけねだってもこれっぽっちもしてくれなかったマイ。
玄関のすぐそばで不貞腐れるおれだが、さすがにばいとの事くらいは分かってる。
だが最近、本当に多い。
学校から帰るなりすぐに「じゃあバイトに行くから」といってすぐに出かける。
もしかして焦らされている?いや、マゾのマイにそんな考えなんてあるわけねぇ。
「洗濯物もねぇし、絵も散々描いてきたしナァ。」
こうなった時は洗濯物をあさり、マイの下着で自慰行為にふけるかマイのあられもない姿を絵に描き起こすかするが洗濯は昨日したらしく、脱衣かごは空。
さらにマイの絵もあらゆるシチュエーションを描きすぎたせいで純粋にネタ切れ状態になっていた。
じゃあそのマイのばいと先とやらに行けばいいじゃないかと思うが残念ながらマイは、おれにばいとの事を頑なに話さない。
だからどこでやってるのかも知らないし、どんな仕事をしてるのかも知らない。
まさか人には言えねぇえっちなばいとを…ってそんなわけあるか。
「きるけえのとこに遊びに行くか。」
退屈で仕方ないのできるけえの所に行くことにする。
聞けばあいつは薬の調合において右に出るものはいないそうじゃないか。
アレコレ頼んで、色んな薬でも作ってもらうとしよう。うん。
?
隣町にある喫茶店、そこで僕はバイトをしている。
ここは元々友作くんが働いていて、僕がバイト
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