暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と不思議な蛸
第八幕その七

[8]前話 [2]次話
「本当にね」
「海の生態系がおかしくなる」
「捕鯨反対は環境の為だけれど」
「生きものを守る」
「その為のものだけれど」
「それでもそれで環境がおかしくなったらね」 
 海のそれがです。
「よくないからね」
「それでだよね」
「捕鯨も必要だね」
「そちらも」
「そして日本人もわかっているからね」 
 何がわかっているかもです、先生は言いました。
「環境のことは」
「だから捕鯨を再開してもね」
「乱獲はしないのね」
「そうなんだね」
「だからね」
 それでというのです。
「捕鯨再開はいいことだよ、そして食べることもね」
「いいよね」
「日本って鯨の身体のあらゆる部分を使うし」
「無駄なく」
「このこともいいね」
「うん、昔あるタレントさんが私は鯨無駄がないと言ったけれど」 
 この言葉も出すのでした。
「まさにね」
「その通りだよね」
「日本人はね」
「鯨を無駄なく使う」
「そうしているね」
「そのこともいいことでね」
 それでとです、先生は船の上で皆にお話しました。
「日本の捕鯨は問題ないよ」
「そうなるね」
「捕鯨といっても色々だけれど」
「日本の捕鯨は鯨を隅から隅まで使うから」
「無駄なくするからいいのね」
「僕はそう思うよ、そして鯨のお肉はね」
 今度はお肉のお話をしました。
「海のものだけあって低カロリー高蛋白でね」
「身体にもいい」
「そうなのね」
「それじゃあね」
「そっちも食べていい」
「健康面から見ても」
「そうなんだ、しかし不思議なことは」
 先生は首を傾げさせてです、こんなことも言いました。
「日本の捕鯨は反対するけれど」
「グリーンピースとかシーシェパードとか」
「国だとオーストラリアね」
「日本の捕鯨には反対で」
「ノルウェーやアイスランドだと反対しない」
「ちょっとおかしい?」
「韓国にもだし」
 そうしたことも皆でお話しました。
「何で日本だけってね」
「嫌がらせみたいに」
「それは本当におかしいね」
「どう考えても」
「やっぱりこうしたことはね」
 先生は穏やかですが真面目な声で言いました。
「どの国にもね」
「しっかりしないとね」
「真面目にしないとね」
「さもないと駄目よね」
「本当に」
「だから日本が捕鯨のことをお話する国際機関を出て」
 そうしてというのです。
「自国で捕鯨を再開したことはね」
「正しいんだね」
「日本だけそう言うし」
「そうした団体もいるから」
「それでなのね」
「それでよかったと思うよ」
 日本が独自の捕鯨を再開したことはというのです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ