暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-B真実への扉〜The last 3 steps〜
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でツーサイドアップの髪、それが素なのか判らないけど蒼い半目な顔があらわになった。

「アリシア、フェイト。それに、エリオ君とキャロさん。あなた達は――」

「逃げないよ! 私たちも戦う!」

「そうそう! 私とフェイト、エリオとキャロとフリードだって強いんだから!」

「「お手伝いします!」」

「きゅくるー!」

「ボクひとりでも十分だけどね!」

――エルヴスムーブ――

レヴィに連携なんて望めないことは判っていたけど、背中の三対の電撃の羽と、両手首と両くるぶしの片翼4枚がバチッと音を出すと同時、電撃の塊となって超高速でカレンに突っ込んで行った。

「光雷斬、連続斬り!」

戦斧形態の“バルフィニカス”の斧頭から展開されている電撃の斧刃による直接斬撃を、カレンの足元以外の方向から高速かつ連続で繰り出す。

「雷撃がわしに通用するとは思わんことだ!」

――セグワーチェ・ファンタズマ――

電撃の斧刃を躱すカレンの周辺の地面が一斉に抉れた。ブワッと多量の砂が巻き上がって5つの柱となるとローブ姿の人型へと変化して、レヴィの攻撃を受ける盾となった。レヴィの“バルフィニカス”の斧刃は砂人形を斬り裂いてはいるけど、相手は砂。斬り裂かれても元に戻って、カレンの盾になり続けてる。

「レヴィ! 砲撃で吹っ飛ばす! 離れて!」

そう言ってアリシアはスナイパーライフル型デバイスの“ブレイブスナイパー”を起動させた。私もライオットブレードU形態の“バルディッシュ”を構えると、プレシア母さんが「リニス、私たちも砲撃で押すわよ」と足元に魔法陣を展開した。

「キャロとフリードは待機。エリオは、私やレヴィと一緒に近接で攻める」

「「了解です!」」

――マルテッロ・ソルプレーサ――

「下がってください!」

リニスが然叫んだ直後に私たちの足元の地面が隆起して、石畳に使われていたレンガを含めた土や岩で構築された大きな壁が突き出た。私とリニスとエリオ、空に上がったばかりだったキャロとフリードは反応できて回避したけど、逃げ遅れたアリシアとプレシア母さんが空に突き飛ばされた。

「倒れてくる! 逃げて!」

高さ5m、幅2mくらいの岩の壁が私たちに向かって倒れてきた。魔術で作られたものだ、押し潰されたら確実に死ぬ。慌てて範囲内から離脱したところで「ミーナ」と、カレンが地面を蹴った。ゾクッと悪寒が走る。原因は足元の地面すべて。直感に従って「急上昇!」ってみんなに伝えながら空へと上がる。直後、地面の至る所が爆発を起こして、瓦礫やら砂塵やらがまき散らされる。

「アリシア、プレシア母さん!」

「私もプレシアママも大丈夫!」

「カレンは土石系の魔術師よ。空に上がって全力で爆撃すれば、あの
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