第1部
ポルトガ〜バハラタ
はじめての黒胡椒
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シーラは落ち着き払っている。そして静かに、きっぱりと言った。
「うん、それはわかってる。だから、あたしとナギちんだけでダーマに行こうと思うんだ」
「え……?」
その予想外の発言に、私は手にしていたスプーンを取り落としていたことに気づかなかった。
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