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とある地球外生命体が感情を知るまで
6 しょうがくせいとしょうがっこう
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 ──拒絶……された?

 あおいちゃんとこうやって話せてるのは三日ぶり。やっと遊べる日……なんだけど、もうすぐわたしは小学生になる。今まで来れなかったのもその小学生になるためのお受験のため。本当は勉強なんてしないであおいちゃんと遊んでいたかったけど……

 あおいちゃんは多分小学校に行かない。行くとしたらわたしと同じ小学校に行ってほしいけど……あおいちゃんは日本語があんまり読めないみたいだし、小学生になるためには親が必要。だけどあおいちゃんには……

 お父さんやお母さんにお願いしてあおいちゃんを家に入れて貰おうとも思った。でもらまだ良い子なわたしにそんなことを言える勇気なんて無かった。

 そうなれば必然的にあおいちゃんといれる時間は短くなる。でもあおいちゃんとの絆は絶やしたく無かった。ずっとずぅっとお友達でいて欲しかった。

 だからこそ勇気を出してあおいちゃんに言ったんだ。でもその答えは……

『……なんで?』

 疑問。これは拒絶とも取れる。何でお友達なんかにならないといけないの? という解釈。

 ずっと一人にさせちゃったから失望されたんだ……嫌われちゃったんだ……

 わたしの体に脱力感が襲いかかる。心が絶望で埋め尽くされる。

 ──拒絶された……拒絶された…! 拒絶された!!

 悲しみのあまり、涙が出そうになりかけたその時──あおいちゃんは言葉を続けた。


「……私となのははもう『おともだち』……違う?」


 ……え?

「……私に『おともだち』はなのはしかいない。だから……止められると困る」

 ……あぁ、そっか。何でわたしは疑っちゃったんだろう。あおいちゃんはそんな子じゃないのに。とってもとっても優しい子なのに……!!

 わたしはあおいちゃんを抱き締めた。何回目のハグかな? もう覚えてないくらいたくさんした。うん……やっぱりあおいちゃんいい匂いがする……気持ちいい……

 ……………ん? ちょっと待って?

「……あおいちゃん?」

「……何?」

 うわぁ、コテンと首をかしげるあおいちゃん可愛い……じゃなくて!

「お友達って……わたしだけなの?」

「……ん」

 ──この瞬間、わたしは歓喜した。お友達が一人だけ……ということはつまり、あおいちゃんの中で一番はわたしってことだ!

 嬉しい……ものすっごく嬉しい!! わたしがあおいちゃんのことを好きだったようにあおいちゃんもわたしのこと好きなんだ!!

 これなら頑張れる……!! 知り合いがほとんどいない小学校に行っても頑張れるの! あおいちゃんのハグってすごい……気持ちいいし、やる気もわいてくる!

「あおいちゃん! わたし、がんばるからね!」

「?…
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