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とある地球外生命体が感情を知るまで
裏1 なのは
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、わたしは自分が息を切らしてるのを自覚した。気付かないうちに走ってきてしまったらしい。いや、そんなのささいなこと。

 わたしは公園を見渡してあおいちゃんを探した。軽く見た限り発見出来なくて、ちょっと落ち込みかけたその瞬間──あおいちゃんを見つけた。

「ぁ……」

 嬉しくなって大声であおいちゃんを呼ぼうとして……止めた。なんで止めたのかはわかんなかったけど、止めちゃった

「…………」

 あおいちゃんはベンチに座って、近くの遊具で遊んでいる子どもを見てた。わたしにはその様子が昨日の考えと結び付いて、とっても痛々しいものに見えた。

 あおいちゃんとわたしは似ている。そう実感するまでそんなにかからなかった。あおいちゃんとわたしは違うけど、似てるんだ。

 本当はあおいちゃんもさびしいんだ。どうやって表すのか忘れちゃっただけで、わたしとおんなじなんだ。

 でも、わたしはもうさびしくない。あおいちゃんがいるから。だからあおいちゃんも……わたしでさびしさを感じないでほしいな。

「──あおいちゃーん!」

「……ん、なのは」

 さぁ、いっしょに遊ぼ! あおいちゃん!
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