暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-I最終侵攻〜Battle of the 4th Branch office〜
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した。
――震破・拳槍――
「貴女は確か、拳闘における最強の騎士さんでしたよね」
――デーモン・アプゲショッセン――
「そうだ・・・よ!」
“T.C.”が雷撃を纏う拳打を繰り出すと同時、ルミナのカウンターの拳が彼女の鳩尾に突き刺さったように見えた。だけど“T.C.”はそこからお返しとばかりにルミナの鳩尾に膝蹴りを入れて、浮かせたところで襟首を掴んでこっちに放り投げてきた。
「「わわっ!」」
ルミナをセレスと一緒に抱き止めて、激しく咽るルミナをゆっくりと下す。咳が収まったところで言ってくれた「ありがとう」に、「どういたしまして」って答えて、仁王立ちしてる“T.C.”に視線を戻す。
「すでに察していると思いますが、私は魔術師です。神秘の無い魔法などでダメージを与えられるとは思いませんように」
「「「だろうね・・・」」」
わたしとセレスは「カートリッジロード!」をして、ルミナはルシルの遺品とも言える、指輪に紐を通した首飾り型神器、“ヒミンバル”の効果を発動させた。
「後悔させてあげるよ」
「ルミナ。骨折程度ならいいけど、間違っても後遺症が残るようなダメージは与えないように」
「大丈夫。ちゃんと手加減はするから」
「感情に任せて突っ込み過ぎてカウンター食らわないようにね」
「了解。んじゃ、私が先に仕掛ける。・・・サポートお願い」
「任せておいて」「任せて」
相手が徒手空拳でさらに強いとなれば、ルミナはすこ〜し意固地になるというか猪突猛進になるというか。なんだかんだ言っても拳闘最強っていうプライドはあるらしく、徒手空拳でダメージを与えられたときはヤバい。でも大変な仕事と私情はきちんと分けてくれるから、今のように強敵を複数人で倒すっていう状況でも受け入れてくれるから助かる。
「作戦会議は終わりましたか? では、そちらからどうぞ」
「お言葉に甘えて・・・! フェアシュテルケン!」
――ゲシュヴィント・フォーアシュトゥース――
「光牙月閃刃・・・!」
――閃駆――
「
氷奏閃
(
イエロ・コラソン
)
!」
――
神速獣歩
(
ゲパルド・ラファガ
)
――
四肢に青緑色の魔力を付加したルミナが高速移動魔法で突っ込むのに続いて、わたしは“キルシュブリューテ”の刀身に魔力を付加して、セレスは“シュリュッセル”に冷気を纏わせてから突っ込んだ。三方向から“T.C.”を挟撃する。ルミナの拳打やわたしとセレスの斬撃を、“T.C.”は躱したり裏拳で弾いたりと完璧すぎる動きで捌いてくる。
(?でしょ!?)
攻撃時のタイミングは狙ってずらしてるのに、まるで予知してるかのように防いでくる。だから『ルミナ、セレス。戦術変更!』って提案すると、2人からは
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