暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第76話 オゾン草を捕獲せよ、イッセーと小猫コンビ結成!?
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菜なのに肉の様に濃い緑の匂いを堪能していました。するとグルメ細胞を持つ朱乃先輩と祐斗先輩、そして私は早く目の前の野菜にかじりつきたいと涎を垂らしてしまいました。


「よし皆!早速この野菜たちを頂こうぜ!」
『おおー――ッ!!』


 私達はそれぞれが好きな野菜を選んで食べることにしました。私はまず目の前にあった大きな大根に注目します。


「引っこ抜いてみましょう……うわ、重いです」


 大根を雲から引き抜いてみましたがまるで鉄のように重くズッシリとした大根です。


「こんなに重い大根は初めてです。早速包丁で皮を剥いで……」


 包丁を取り出して大根の皮を向いていきます。すると真っ白に輝く瑞々しい実が出てきました。


「茹でたり焼いたりした方が良いかな?……ううん、まずは生のまま齧っちゃおう」


 私は大根を一口サイズに切り分けると一口齧ってみました。


「んん……シャキシャキとした歯ごたえとたっぷりのお汁が溢れてきますぅ?」


 大根には辛い部分もありますがこの大根はどこを食べても甘くてペロッと食べてしまいました。


「信じられません、なんて美味しさなのでしょう……私が今まで食べてきた野菜が腐っていたかに思えるほど新鮮でおいしいです」


 あまりの美味しさにここに来た人がベジタリアンになってしまうのも頷けてしまいます。


「おっ、小猫ちゃんの食っている大根美味そうじゃねーか」
「イッセー先輩はさつまいもを食べているんですか?」
「おうよ、焼いてもいないのにほっくほくであま〜い蜜が身体全体に染み渡るぜ!」
「美味しそう!私にも食べさせてください!」
「なら俺は大根を貰うぜ」


 イッセー先輩に貰ったさつまいもを齧ってみます……んん?甘くて美味しいです?


「実も柔らかくてホクホクです……しっとりと濡れた実が口の中で溶けていきますぅ?焼いていないのにこんなに柔らかいなんて……夢中になっちゃいます?」
「この大根も滅茶苦茶美味いな!まるでおでんのダシがしみ込んだ大根を食っているみたいだぜ!」


 イッセー先輩も幸せそうに大根を食べています。まだまだいっぱい野菜があるのにさつまいもから手が離せないです。


「ふふっ、二人の食べている野菜も美味しそうね」
「あっ、リアス部長……ってシワが消えています!?」


 先程まで落ち込んでいたリアス部長は美味しそうにキュウリを齧っているのですが、その顔は先程までと違いまるで生まれたばかりの赤ちゃんみたいにプルンとしていました。


「うわっ!?リアスさん潤っていますね!?」
「それはきっとこの新鮮なキュウリを食べたお蔭ね。このキュウリ凄いのよ!何もつけていないのに程よ
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