暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第76話 オゾン草を捕獲せよ、イッセーと小猫コンビ結成!?
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「よ、与作さんに頼みましょう。それまでは我慢してください……」
『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?』


 滅茶苦茶動揺しているお二人にイッセー先輩は気まずそうにそう言いました。そして空の大地にお二人の絶叫が響きました。


「え、えっと……そういえば野菜は見当たらないですね」
「あ、ああ。多分もっと奥の方にあるんだろう。先に進んでみよう」


 この辺りには野菜は見当たらないので私達は雲の陸地の奥へと歩いていきます。唯暫くの間リアス部長とティナさんは無言でいました……




―――――――――

――――――

―――



「ユンユーン♪」
「クポー」


 異空間から出てきたユンとクルッポーは楽しそうに空の大地で遊んでいます。さっきまで異空間にいたから自由に動き回れて嬉しいんですね。


「ユーン!」
「あはは、ユンってばはしゃぎ過ぎだよ。でもこんなにも気持ちのいい場所ならそうなっちゃうのも無理はないよね」


 足元に来たユンを抱っこして私も笑いました。そのまま暫く先を行くと植物が鬱蒼とした場所に着きました。まるでウージャングルみたいに深い緑で辺りが包み込まれていますね。


「鬱蒼としてきたな……皆、迷子になるなよ」


 植物をかき分けながら更に先に進んでいきます。


「あー!見て、イッセー!」


 するとさっきまでテンションの低かったティナさんが何かを見つけて歓喜の声を上げました。イッセー先輩はティナさんが見つけたものを見ると同じように笑顔を浮かべました。


「こいつは『ミネラルミミズ』じゃねえか!肥えた土壌にしか生息しないと言う畑の小さな主だ。こいつがここにいるって事は近くに豊かな畑があるって事だ!」
「じゃあもしかして……」
「ああ、この先に野菜畑があるはずだ!」


 イッセー先輩はミネラルミミズの生態をテンションを上げながら説明してくれました。つまりこの先に美味しい野菜があるんですね。


 同じようにテンションを上げた私達は更に先を目指して進みました。そして……


「うわぁ……!」


 樹海を抜けた私の眼前には見渡す限りの野菜がぎっしりと並んだ野菜の地面でした。


「す、すげぇ……!どこを見ても野菜の山……!間違いない、ここが天空の野菜畑ベジタブルスカイだ!」
「なんなのこの香りは!?濃厚で肉や魚すら霞みそうなくらいの緑の匂いがするわ!」
「前に食べた焼肉並みの匂いですわね……なんだかお腹が空いてきましたわ」
「あはは、きっと僕達の体内にあるグルメ細胞が反応してるんですよ。早く食べたいって」
「私ももうお腹ペコペコです!」


 イッセー先輩は野菜の山に感激してリアス部長は野
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