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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第76話 オゾン草を捕獲せよ、イッセーと小猫コンビ結成!?
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たが、一瞬オゾン草の警戒が緩んだ気がしました。どうしてだろうと思い辺りを見渡してみると、先輩が掴んでいる葉と私が掴んでいる葉が気になりました。
(もしかして……)
その時でした、私の頭の中にある考えがよぎったんです。
「イッセー先輩、ちょっといいですか?」
「ん?どうしたんだ」
「先輩が今掴んでいる葉と私が掴んでいる葉を同時に引っ張ってもらっても良いですか?」
「えっ……?」
「せーので行きますよ!……せーの……!」
「ちょ、おいっ!?」
私と先輩は一緒に葉を引っ張りました、すると全く抵抗なく葉を剥がす事に成功しました。
「く、腐らない!?」
「やはりそうです!二枚同時なんです!オゾン草は葉を二枚同時に引っ張れば腐らないんですよ!」
オゾン草が腐らなかったことで私の考えは正しかったと証明されました。
「でもどうしてソレに気が付いたんだ?」
「私とイッセー先輩が同時に葉を掴んでいた時、少しだけオゾン草の警戒が緩んだ気がしたんです」
「食材の声が聞こえたってわけか!でかしたぜ小猫ちゃん!そうと分かれば一気に葉を剥いでいくぞ!」
「はい!」
それから私達は更に葉を剥いでいきました。ただやはりオゾン草は手ごわかったです、全くの同時じゃないと腐ってしまうし、ランダムに剥いでも良い訳ではないようで見極めるのが大変でした。
何度も失敗を繰り返してしまいましたが、等々残り二枚の葉まで行くことが出来ました。
「はぁ……はぁ……漸くここまで来ることが出来たな」
「はい、後二枚の葉を残すだけです。この中に……」
「オゾン草がある……!」
私とイッセー先輩は最後の葉を二人で掴みました。
「……ありがとうな、小猫ちゃん。君がいなければオゾン草は捕獲できなかった」
「そんな、イッセー先輩のお蔭ですよ」
「いや、間違いなく小猫ちゃんのお蔭だ。初めてG×Gに来た時とは比べられないくらいに成長した。本当に……」
「……先輩?」
先輩の様子がおかしいので私は声をかけました。
「……いや、何でもない。さあ最後の葉を剥いでしまおうぜ」
「あっ、はい!」
私達は同時に葉を?きました。するとその中から輝く実が出てきました。実は丸まっていましたが、直ぐにピーンと立ち上がりその動きで大量の水しぶきが出ました。
「凄い!少し動いただけでなんて水しぶきだ!」
「見ているだけで分かる程の瑞々しさ!これがオゾン草なんですね!」
私達は現れたオゾン草を見つめます。その実はとても肉厚で葉脈が光って脈を打っていました。生命に溢れたその姿はとても生き生きとしています。
「すぅ……はぁー……外側の
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