暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第76話 オゾン草を捕獲せよ、イッセーと小猫コンビ結成!?
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ギャー君はオゾン草を見て震えてしまったのでイッセー先輩がフォローしました。


「よし、早速この葉を剥いでいくとするか。皆は一応離れていてくれ、もしかしたら有害な物質を出すかもしれないからな」
「分かりました。お願いしますね、師匠」


 イッセー先輩は一応危険な物質が出るかもしれないと言って私達を離れた場所に向かわせました。そして先輩は一枚の葉を手に取って剥がそうとします。


「おっ、意外と固いな。でもこの程度なら問題ないぜ」


 先輩はそう言って更に力を入れました。でもその時でした、オゾン草が嫌がっているように聞こえたんです。


「イッセー先輩、少し待って……!」
「おりゃあっ!」


 私は嫌な予感がしたので先輩を止めようとしましたが遅かったようです。先輩は勢いよく葉を剥がしましたが……


「なっ……!?」


 葉を剥がした瞬間オゾン草から凄い刺激臭がしたと同時に葉が腐っていきました。そしてあっという間にすべての葉が腐ってしまいとても食べられる状態ではなくなってしまいました。


「何が起きたんだ!オゾン草が腐ってしまったぞ!」
「イッセー君!大丈夫かい!?」


 オゾン草が腐ってしまった事にゼノヴィアさんは驚き、祐斗先輩はイッセー先輩の安否を確認します。



「俺は大丈夫だ。でもオゾン草は腐っちまった」
「葉を剥がしたら駄目なタイプなのかしら?」
「分からない、何か手順があるのかもしれないな」


 イッセー先輩は平気そうで良かったです。ティナさんは剥がしたら駄目なのかと言いますがまだ情報が足りません。


「……」
「小猫ちゃん?」


 私は腐ってしまったオゾン草を見てある事を思い出しました。


「先輩、私オゾン草を見てある事を思ったんです」
「ある事?」
「はい。私は今節乃さんや黒歌姉さまに料理の修行をしてもらっていますが、その際に沢山の食材の調理や仕込みに失敗しました」
「ああ、食材の中には決まった事をしないと毒が出たり腐ってしまうモノもあるからな。もしかして……」
「はい、オゾン草からも同じ感覚を感じたんです。間違いなくオゾン草は特殊調理食材だと思います」


 私はかつてココさんに協力してもらいフグ鯨をさばいたことがあったのですが、今思うとフグ鯨は人見知りする繊細な食材だったというのが分かります。


「お客や料理人に対して人見知りしてしまう繊細な食材……それが特殊調理食材の特徴だと私は思うんです」
「小猫ちゃんにはそれが分かるのか?」
「はい。先輩がオゾン草の葉を掴んで剥がそうとしたとき、オゾン草が先輩を拒絶したように感じたんです。そうしたらオゾン草は腐ってしまいました」


 オゾン草は
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