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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
079話 記憶巡り編 とある視点で見る記憶 その6
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というが士郎さんは即答でダメだという。
なんの策も無く敵陣に飛ぶこむのは自殺行為だと。
当然だ。
籠城しているのなら絶対に罠をいくつも用意しているもんだからね。
凛さんもそれに賛成する。
セイバーさんはそれで苦い顔になっていた。





だけどわたしの直感がそこでキュピーン!と音を上げた。
題して『バッドエンドその3』。
士郎さんがセイバーさんの提案を受け入れてしまい、なんの策もなく敵陣に飛び込んでいってどういう風かは分からないけど罠にはまって士郎さんは殺されてしまう感じ?
やるんだとしたらセイバーさんとの契約を壊すくらいしないとだけどね。
そんな都合のいい能力を持っている敵が果たしているのか……?





それからというもの、なぜか凛さんはわたしの思った通りに衛宮邸に下宿する魂胆らしく、後からやってきた藤村さんや桜さんの反論もものともせずに『家が改装しているのでうちに泊まったらどうだ?という提案を受けまして』というでっちあげもいいとこな話を切り出し、セイバーさんもいるし士郎さんも誠実でしょう?という感じで藤村さんはあっけなく陥落していた。
口ではこの猫かぶりには勝てんのだよ、口では。
それと凛さんはいつの間にか士郎さんの事を『士郎』と呼んでいた。
猫かぶりでは衛宮君、普段は士郎呼び……。
なんというヒロイン力……。

そして桜さん達を見送った後にまたセイバーさんと言い争いになって、ひと悶着あったけど、その晩は士郎さんは眠りについたのだけど、なーんか胸騒ぎがするね。
絶対に大人しくする性格じゃないもんね、セイバーさん。
これは一人で突進しに行っちゃったかな?



まさしくその通りな展開になるのであった……。

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